本日朝から81.3FM J-WAVE 「JK RADIO Tokyo United」お聴き頂いた方、ありがとうございました!!

 

「聴きましたー!」という声や、「いつも通り朝からラジオかけてたら、いきなり『加藤ひろあき』って紹介されて声が聞こえてきてびびった(笑)」という声まで、ありがたいです。テリマカシ。

 

個人的には昔からよく聴いていたジョン・カビラさんと直接お話し出来た事が嬉しすぎました。わーい。

 

5分強という短い時間でしたが、インドネシアでの「シティーポップ」を取り巻く状況のお話をさせてもらいました。

 

世界的に日本の「シティーポップ」が再評価され、聴かれているというのは周知の事実ですが、いろいろな国の一部のシーンで盛り上がっていた「シティーポップ」の人気を、一気に目に見える形でムーブメントに昇華させたのが、インドネシアのカバー系YouTuberの「Rainych」さんだと言われています。

 

 

 

 

可愛らしい容姿で、ヒジャブを被って素晴らしい日本語の発音で歌うレイニッチさんの動画がバズってから、世界各地のストリーミングサービス「Spotify」で松原みきさんの「Stay With Me 〜真夜中のドア〜」が軒並みチャートにランクイン。

「シティーポップ」が目に見える形でブームになりました。

この辺りの流れは僕も大好きなYouTubeチャンネル「みのミュージック」にて解説もされています。

 

 

 

 

 

今日の「JK RADIO Tokyo United」ではこの辺りの流れを駆け足で説明し、更にこの「シティーポップ」の流れを汲んだアーティストの紹介もさせてもらいました。

 

それが西ジャワ州バンドゥンのバンド「Ikkubaru」!

 

 

 

 

 

このMusik Videoが今日、J-WAVEで流れた彼らの2nd Album「Chords & Melodies」からの一曲です。

 

個人的にボーカルの「いっくん」こと「Iqbal」くんとは交友があり、またタイミングを見てゆっくりと話を聞きたいなぁと思っているのですが、彼らはすでに日本でもインディーシーンではかなり知られた存在で、Tower RecordsでもCDの販売が行われています。

 

https://tower.jp/artist/2320944/Ikkubaru

 

 

https://tokion.jp/en/2020/10/30/ikkubaru-talks-about-japans-80s-city-pop/

 

 

楽曲を聴いて頂ければわかると思いますが、ボーカルのいっくんは山下達郎さん、角松敏生さんから大きな影響を受けていると常々公言しており、楽曲やアルバムにもその色はしっかりと反映されています。

 

インドネシアの「シティーポップ」は、こちらも80年代に「Fariz RM」や「Utha Likumahuwa」などのアーティストがまさにこのジャンルの音楽を奏でていて、今回の世界的な「シティーポップ」ブームに乗っかって「インドネシアシティーポップ」と言われてプレイリストなどが作られていますが、音楽系メディア「Pop Hari Ini」の評論家・ライターでミュージシャンのAnto Ariefは、本来これは「Indo Urban Pop」と呼ばれるべきもので、日本の「City Pop 」とは分けて考えるべきとの主張を行ってたりします。

 

https://pophariini.com/bukan-city-pop-indo-tapi-indo-pop-urban/

 

 

 

 

 

ここが面白くて、日本の「シティーポップ」を世界的なブームということだけでなく、自国の楽曲やジャンルと結びつけて消化しようとしてるところが今後への更なる発展を予感させます。

 

その辺りのことも今日のラジオの生放送の中でジョン・カビラさんにもリスナーの方にも感じ取ってもらえたのではないかと思っています。

 

五分間で伝えられることには限界もありましたが、興味の入り口として少しでもインドネシア音楽にも興味を持ってくれる方が増えていたら嬉しいです。

 

というわけで、今日は本日81.3 FM J-WAVE「JK RADIO Tokyo Unitted」出演の際にお話しした「インドネシアにおけるシティーポップ」という内容を改めて簡単にではありますが紹介しました。

 

また音楽系の記事もこれからどんどん書いていきたいと思いますので、あなたが気にいるインドネシア音楽を探すお手伝いができたら嬉しいです。

 

 

それではあなたにとって、

今日が昨日よりちょっとでもいい日でありますように。

 

ひろ。