5月12日に一ヶ月続いた断食「ラマダン」を終えて、5月13日、14日と断食明けの大祭「レバラン」を祝っているインドネシアからこんにちは、加藤ひろあきです。

 

ちなみに今年の5月13日はキリスト教徒にとっては「イエス・キリストの昇天祭」と呼ばれる、イースターで復活したイエス・キリストが天に昇る、またそれを記念する祝日で、この祝日はイースターと連動した移動祝日なのですが、たまたま今年は断食明けの大祭レバランと同じ日だったんですね。

 

なので、SNSではイスラム教の人もキリスト教の人も互いに祝日をお祝いしている投稿があって心温まりました。

 

 

 

ということで、この流れで今日も断食明けの大祭「レバラン」関係のニュースを一つ紹介したいと思います。

思わず、「わかるわ〜」となってしまう記事で、日本でももしかしたら起こりうるのかなと思ったので紹介します。

 

 

メールやオンラインでの挨拶が普通になった時代

 

これはインドネシアでも日本でも変わらないのですが、現代はもはやメールで新年の挨拶や断食明けの大祭の挨拶をすることが至極当たり前になりました。

 

日本ではお正月に年賀状を送る習慣があって、僕も子供の頃はクラスの友達とか、お世話になった先生とか、親戚の人たちに年賀状を書いたりしていましたし、大人になってからもすごくお世話になった人には手書きで年賀状を書いて送っていました。

 

インドネシアにもそういった習慣はあって、年賀状ではないのですが日本で言うお歳暮みたいな感じでお世話になった人に贈り物をして、断食明けの大祭の挨拶を伝えるみたいなことがあります。

 

これは実際には現在も行われていて、僕も色々ともらったりしますし、逆に送ったりしています。

しかし、年賀状と同じくこれには高いハードルがあって、相手の会社に送るって場合はまだいいのですが、相手の家の住所をゲットしようと思うとなかなか切り出すのが難しかったりします。

プライバシー云々の話で家の住所を相手に伝えたくないって人は沢山いるでしょうし、現代では相手に住所を聞くと言うのは難易度が高いです。

 

なので、メールやLine、インドネシアだとWhatsAppとかで挨拶を済ませるようになると言うのはごくごく自然な流れなのかなと思います。

 

 

Sujiwo Tejoさんのツイートが話題に

 

先日、インドネシアの歌手、作曲家、俳優、文筆家、映画監督、そしてインドネシアの伝統文化「ワヤン」(伝統的な人形劇)の人形を扱いながら歌う「ダラン」でもある「Sujiwo Tejo」さんという有名な方がこんなツイートをしたことがニュースになりました。

 

 

「私は一斉送信で送られてきたMaaf Lahir Batin(心身ともにお許しください:断食明けの大祭のあいさつ)には返事を返しません。Maaf Lahir dan Batinと個別で、私の名前が明記されて、私宛に着たものにだけ返信します。誰宛と名前を書くのは、どうやら結構大変なことみたいですね。」

 

 

これ、めちゃくちゃよくわかるんですよね。

妻のアリーナとものすごく頷きながらこの記事を読んでました(笑)

 

インドネシアでよく使われるコミュニケーションツールに「WhatsApp」があるんですけど、日本で言うLineみたいなものですね。

これには「Broadcast」といって、自分が知っている番号宛に一斉送信できる機能が備わっているんです。

Lineにはたぶんないですよね???
 

断食明けの大祭となると、この「ブロードキャスト」でめちゃくちゃ沢山メッセージが送られてくるんですよ!(笑)

相手からしたら一発送信すれば全員に行き届くので楽だとは思うのですが、もらった方はわざわざ返信しなければいけないのかと悩みます。

 

でも、それは自分宛ではないわけじゃないですか。

言ってしまえば、SNS上に投稿したメッセージと何ら変わらない。

 

でも、個人的に使用しているワッツアップのアプリを通じて送られてくるもんだから、なんか無視するのもなぁ〜って悶々とするわけです。

 

この「Sujiwo Tejo」さんのツイートには「調子に乗ってんじゃねぇ。ちゃんと返信しろ!」みたいなツイートもぶら下がってたりするんですが、いやいやいや、着ているメッセージの数考えてみろよって言いたいです(笑)

 

僕レベルで何十ってきてるんだから、「Sujiwo Tejo」さんクラスだったら何百って可能性もありますよね。

それにいちいち返信してられるかい!って話だと思います。

 

実際、一斉送信で送られてくるメッセージってあんまり見ないですよね。

昔、音楽活動を始めたばかりの頃、一斉送信でアドレスを何個も入れてライブの告知などをしていた時期があって、その時は「効率化!」とか思ってやってたんですけど、そもそも一斉送信で送るメールなんか開いてももらえないんですし、何より失礼ですよね。

 

そして、最終的には友人からの「無差別に送るの迷惑だからやめて」と言われて、はっと我に返りました。そりゃあそうだ。自分のライブや舞台を観に来てもらおうと思った時に「あなたに来て欲しいのです」とすら言えないんじゃ、来てもらえるわけないですよね。

 

なるべく多くの人の目に触れさせたいということであれば、今はSNSがあるわけですし、メールで送るとなれば尚更その人個人を意識して送らないといけないなと改めて思っているところです。

 

というわけで、今日は僕も全面的に賛成な、一斉送信で送られてきたメッセージには返信しなくてもいいんじゃないの?というテーマでお話ししました。

 

是非、皆さんの意見もコメントやツイートなどで聞かせてください!!

 

それではあなたにとって、

今日が昨日よりちょっとでもいい日でありますように。

 

ひろ。

 

今日も金曜日定期配信、行います!

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