インドネシアはというか世界中でですが、本日をもって断食月(ラマダン)が終了しました!!

一ヶ月間断食を行ったイスラム教徒のみなさん、お疲れ様でした。

無事にやり遂げた皆さん、おめでとうございます!

 

今も断食明けを祝して、外でバンバンと花火が上がっています!

 

そして5月13日・14日は断食明けの大祭「Lebaran: レバラン」となります。

断食明けの大祭は「Idul Fitri:イドゥル・フィトリ」とも呼ばれます。

 

この二日間は日本のお正月のような感覚で、会社はもちろん休み、レストランやカフェ、屋台などもみんな休むので社会的にもほぼストップします。

この二日間は食べ物を外で探そうと思うと結構大変です(笑)

 

毎年そうなることがわかっているのに、ぎりぎりまで明日の食料確保をしてなくて、慌てて探すみたいなことが毎年の恒例です。

今日もそんな感じで妻アリーナとぎりぎりで明日、明後日の食糧を何となく確保しました(笑)

 

今年のレバランも昨年に引き続き、「帰省禁止」の政府通達が出ています。

しかも今年に関しては大規模な帰省が予想される5月6日から17日までの規制を強化し、警察や軍の人員を大量に動員して検問のようなものを設置し、主にジャカルタからの帰省、それによる新型コロナウイルスの更なる拡大を防ぐ旨が発表されています。

 

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そんな「帰省禁止」が発表されていますが、どうしても帰省しなければならない理由がある人は特別にこの検問を通過することができます。

この許可申請を「SIKM」(Surat Izin Keluar Masuk:出入り許可証)というのですが、この申請がここ一週間ほど行われていました。

 

 

そこで発生するのが、帰省しなければならない理由と其の書類の偽造です。

帰省を申請する理由の一つに妻の出産に立ち会いたいであったり、親が危篤状態で今すぐに帰省して付き添いたいというような理由があるのですが、そこに添付されている医師からの診断書に偽装や偽造が見つかったというのがこのニュース。

 

さらに、

 

 

今日までに5,000件の「SIKM」の申請があったが、その半分は却下されたと言うニュース。

理由はやはりさっきのニュースと同じで証明書類の偽造が見つかったり、そもそも帰省をしなけらばならない理由がはっきりしない、もしくは緊急性がないと判断されて却下されたそうです。

 

今年の断食明けの大祭「レバラン」周りの休日はいつもの8連休とか11連休とかにはなっていなくて、政府が正式には5月12日、13日、14日の3連休と定めているので、休み自体は短く、会社で仕事をしている人たちはそもそもゆっくり帰省でいないスケジュールになっています。

 

ですが、とはいえ冒頭に正月みたいなものと言った通り、親御さんはこのタイミングで息子や娘の帰省を待っているケースが多く、何が何でも帰ろうとする人とそれを止める警察・軍という光景が各地で見られています。

 

さらには帰省禁止が5月6日から17日と設定された為、その日程を外して帰省したり、旅行したりする人も多く、期間を定めての「帰省禁止」という政策がそもそも意味のあるものだったのかという議論も行われ始めています。

 

 

新型コロナウイルスの感染した経験を踏まえると、このウイルスは感染力が高く、どこからもらったのかもわからないような形で感染していくので、余程の理由がない限りは帰省は控えて、自宅で安静に過ごしていて欲しいなと思います。

 

自分が無自覚症状者で、それを家族や親にうつしてしまうという展開が最悪です。

僕が妻アリーナにうつしてしまったように…。

なので、皆さんもどうぞ引き続き注意して過ごしてもらえたらと思います。

 

ともあれ断食月が終わり、この断食明けの大祭を迎えたインドネシア、「勝利の日」とも呼ばれるこの二日間を存分に満喫して欲しいと思います。

改めて、ムスリムの皆さんおめでとうございます。

 

というわけで、今日は断食明けの大祭レバランと帰省禁止の現状についてお話ししました。今日も読んで頂き、テリマカシです。

 

それではあなたにとって、

今日が昨日よりちょっとでもいい日でありますように。

 

ひろ。