昨日の濱田大輔さんの決断を応援するという記事を、濱田大輔さん本人が読んで、感動してコメントしてくれてました(笑)テリマカシ。


大輔さんがインドネシアを発って、寂しさが込み上げますが、お互い頑張っていきましょー!


その勢いで大輔さんがアメブロを開設し、これからブログを更新してくれるらしいので楽しみに待ちましょう!

#プレッシャーかける(笑)

#ファイトー!


https://ameblo.jp/hama579152/



さて、今日はYouTubeでのカバー動画の「著作権」についての僕の失敗、勉強不足について書きたいと思います。



インドネシアの楽曲を日本語で楽しんでもらう企画「Versi Hiro」


僕は昨年からインドネシアの90年代、2000年〜2008年くらいの楽曲を取り上げて、歌詞を日本語に訳して歌うというコンテンツ「Versi Hiro」をYouTube上で公開していました。


日本語バージョンを作る曲の選定はリスナーの皆さんの投票で行っていて、そのやり方は広瀬香美さんのYouTubeチャンネルからアイデアを頂戴しました。

広瀬香美さん、テリマカシです。


現在までに6曲公開しましたが、どれもインドネシアの人たちを中心に日本の方も含めて楽しんで頂いていて、殆どの「Versi Hiro」のビデオは再生数が10万回を超えていました。


最初このコンテンツを始めたときは、まずは視聴数1万回を獲得できるように創ろうと考えて進めていたのてすが、ありがたい事に沢山の方に評価してもらえて、10万回を突破することが出来ました。

本当にありがとうございます。


月に一度のペースでビデオをアップしていたのですが、四月は新型コロナウイルスに感染してしまったので編集や準備が間に合わず、五月に入って満を持して新しい「Versi Hiro」のビデオをアップしましたが、そこで問題が発生しました。



YouTubeでのカバー動画の著作権はどうなっているか知っていますか?◆ 


まずは日本での話からしたいと思います。

わかりやすいようになるべく簡単に説明するので、詳しく知りたい人はネット上に色々と情報が落ちてますので拾ってみて下さい。


日本のYouTubeでカバー動画を作ろう思った時、どうすればいいのでしょうか?

本来ならば楽曲の著作権を持っている人に直接連絡をして許可を取って、その楽曲を使用して動画を作ってアップするということになります。

でも、いちいち全員が著作権者に連絡するなんてまったく効率的じゃなく、お互いにとって凄く大変なことなので、そこの間に立っているのが「JASRAC」なのです。


YouTubeはJASRACと提携しているので、YouTube上でカバー動画を上げるときはJASRACに登録してある曲であれば、それを自分でアレンジ・演奏したものに自分の声で歌っていれば、自動的にその収益はアーティストとの利益分配がYouTubeのシステム内で行われて、権利関係もクリアということになります。

しかし、基本的にはアーティスト本人の声や演奏を利用して動画を作って、それをマネタイズすると違反になります。


なので、自分で演奏して歌ってるカバー曲がYouTubeに沢山あるのはこの理由で許可されているからなのです。


さぁ、ここからインドネシアでの話です。

インドネシアにも日本の「JASRAC」にあたる団体があります。名前を「WAMI」と言います。


ほとんどのアーティストはここに自らの楽曲を登録していて、カフェやレストラン、カラオケ、テレビ、ラジオ等々での楽曲使用に関して著作権料の徴収を委託しています。


WAMIはYouTubeと提携しているとWAMIが発表しているので、僕の理解では日本と同じ様なシステムだという理解でした。


実際ここまで僕がYouTubeにあげた日本語バージョンの動画はアップした時点でカバー動画と認識されて、アーティストのマネージメントとの利益配分が自動的に行われていたので安心していました。


と、こ、ろ、が、、、

今月に発表した動画に初めてアーティストのマネージメントからクレームが入りました。


「あなたがこの曲をカバーして発表するのに私たちに許可を取らなかったことに抗議します」


と。


なんと!!!

許可が必要なのか?!

それを回避する為にWAMIがいるんじゃないのか?!

と思いましたが、インドネシアのアーティスト仲間たちに聞いたところ、「ひろくらいの視聴者数を獲得してるアーティストだと、インドネシアの慣習的には挨拶と許可をお願いした方がいいだろうね」との意見が大半でした。


WAMIの役割を知ってる人もいれば、知らない人もいましたが、みんなが共通して言っていたのは「インドネシアの昔からの慣習」というものでした。


WAMIのような著作権管理、使用料徴収を代行する団体が本格的に活動を開始した歴史はまだまだ浅いのです。それ以前は必ずアーティスト・著作権管理者に直接連絡をして許可を取っていたのだと。


どこの馬の骨ともわからない人がカバーして、再生数も大したことない分には相手もスルーするかもしれないけど、ひろぐらいになったら噛み付かれておかしくないだろうねという見解でした。


なるほど、、、そんな事があるのか!と新しい学びになりました。


そしてもう一つ、これが決定的に僕が間違っていた事なのですが、「JASRAC」「WAMI」と提携していたとしても、歌詞を翻訳して変えている事に関してはアーティスト・著作権者の許可が必要なんですね。


自分がアーティストをしていながら本当に無知で申し訳なかったのですが、僕はここに違反していたのです。

それを今回色々な人に聞きながら、様々な記事やインドネシア・日本の法律なども読んで勉強できました。


結果、今回の「Versi Hiro」のビデオは取り下げる事になりました。


せっかく苦労して作ったのと、今回の日本語バージョンをも物凄く出来が良かったので、少しくらいの使用料の支払いだったら払ってそのままアップしようと思っていたのですが、要求された金額と条件がちょっと理にかなってなかったので、諦めて非公開にしました。


これまでのバンドは伝手があり、これまでの付き合いもあったので許されていた部分があったのだなと初めてわかりました。


今回、ご迷惑をおかけしたバンド「Base Jam」の皆さんにはマネージメント通じて謝罪をしました。

僕の無知もあり、大変申し訳ありませんでした。


動画を楽しみにしてくれていた方、もしくは一度観て気に入ってくれた方もすいません。今回は動画を取り下げさせて頂きます。


この先「Versi Hiro」どういう形で継続していくか、またチームで話し合って、いい落とし所を見つけられればと思っていますので、またその辺りもこのブログで共有していきたいと思います。


日々,勉強ですね。

テリマカシ。


というわけで、今日は加藤ひろあきが動画を取り下げた理由について書きました。

読んでくださって、ありがとうございます。


あなたにとって、

今日が昨日よりちょっとでもいい日でありますように。


ひろ。

#お隣の猫メルリン

#よくうちの部屋に遊びに来る

#我が物顔でベッドへ