今日で入院から一週間が経ちました。

ちょうど一週間前の夜22:00頃、救急外来でこの病院にやってきて即、入院となりました。今日はその時のことを改めて少し詳しく記しておこうと思います。

そんなことないといいとは思いますが、万が一これから新型コロナウイルスと戦うかもしれないあなたに少しでも参考になれば幸いです。

 

  • 2021年4月21日(水)

外出を終え帰宅。

帰宅後に少し喉の痛みがありましたが、この日の朝に受けた「Rapid Antibody Test」が陰性だったこともあり、家でそのまま過ごす。

念のため、この時点で妻のアリーナには別部屋に移ってもらい家庭内隔離生活をスタート。

すると夜中に急激に発熱し、一気に体調が最悪に。

発熱と頭痛、節々の痛みでその日は一睡もできず。

 

  • 2021年4月22日(木)

明くる日も発熱、激しい頭痛、節々の痛み、吐き気、食欲減退があり、ほとんどご飯も食べられないまま、眠ることもできずにベッドに横たわっていました。

 

市販の解熱剤やポカリスエットを飲みながら、食べられないながらも何とか食べ物を体の中に押し込み回復を計りましたが、とてもずっと立ち上がって何かをできる状態になく、家に取り寄せた「Antigen Test」キットでなんとか検査をしたところ、陽性反応が出たのがこの日です。

PCR検査をすぐでにも受けたかったのですが、体調が本当に厳しく、断念。

 

この日の夜も引き続き、発熱、激しい頭痛、節々の痛み、吐き気でほとんど眠ることができず、ずっとベッドの上で寝返りを打ち続けていました。

 

  • 2021年4月23日(金)

眠れない夜を過ごしながらも、何とか熱が少し下がり、生きた心地がしてきました。

AM11:00頃、「訪問PCR検査」という家まで検査をしに来てくれるサービスを予約し、検査員の方に家まで来てもらう形でのPCR検査を受け、10時間後に「陽性」との診断結果。

 

ちなみに訪問検査は白いバンでやってきて、側から見ると訪問検査とはわからないような形で来てくれます。

地域の方への配慮で、新型コロナウイルスの検査だとわかると騒ぎ出したり、不安な気持ちになる方もいる可能性がある為、そういう形にしていると話していました。

バンに乗り込むと医療用防護服を着たスタッフたちに検査をしてもらい、車から出てそのまま家に戻ります。

一度感染してしまうと、なかなか移動が出来ないのでこのサービスは本当に助かりました。

 

その日の夜、妻のアリーナやマネージャーとも話し合い、家から比較的近くの南ジャカルタ「Siloam Hospital Mampang」病院にて救急外来での診察をすることに。

新型コロナウイルスワクチン接種を終えた友人の車で送ってもらい、病院に到着。

 

事前に病院へ連絡し救急外来へかかる旨を伝えていたこともあり、入り口に到着するとすでに医療用防護服を着た係員の方が立っていて、そのまま中に案内されました。

 

入るとすぐにベッドに横になり、諸々の検査を開始。

すでに陽性と診断されているので、検査は一般的なもので状態の把握がメインでした。

採血、血中酸素濃度、体温、血圧、心電図を取り、肺のレントゲン撮影。

その後は鼻から酸素を入れてもらい血中酸素濃度を高めながら結果を待っていました。

 

僕はここで重症化の可能性が0とは言えないという意思の判断のもと、即入院となりました。

救急外来に来るまでの二日間に比べれば体調はだいぶ回復していましたが、この後どういう症状が出て、どういう状態になっていくかもわからなかったので、入院が決まり少しほっとした心境にもなりました。

 

その場で入院の簡単な手続きを行なって、支払いなどに関する説明を受けます。

国からの補償や保険を使っての支払いなど色々と説明がありましたが、この辺りは入院が終わってから詳しくわかると思いますので、また改めて退院してからまとめてみたいと思います。

#めちゃくちゃ気が利いて優しい、恥ずかしがり屋の看護師Dewiさん

 

ということで、その後は今日までありがたく快適な入院生活を送らせて頂いています。別の記事にも書きましたが、救急外来から現在に至るまで医療従事者の皆さんの物腰は大変柔らかく、朗らかで、明るく、笑顔で、優しく接してくれています。

 

#注射を打ったり点滴を替えてくれながら五秒に一回くらい「痛くない?」と聞いてくれる看護師Anggiさん

 

これにはもう何とお礼を言っていいのかわかりません。

インドネシアの病院がどこもそうということではないと思うのですが、ここの医療従事者の方達は本当に素晴らしく、頭が下がります。

 

みんな疲れているはずなのに、こうして患者を笑顔で幸せな気持ちにさせてくれる医療従事者の皆さん、最高に尊い仕事をしていると思います。

いつまでもみんな元気で過ごしてほしいと心から願います。

 

話を聞くと、この病院には一室二人まで収容できる新型コロナウイルス用の病室が30ほどあり、毎日入退院を繰り返していて、緊急用の部屋を確保し27室までの受け入れを行っているそうです。

 

インドネシアの新型コロナウイルス感染者数はなかなか減少しておらず、ここから断食明けの大祭なども重なりまた大変な状況を迎える可能性もありますが、僕も日本語でもインドネシア語でもできる限りの情報発信を行なって、少しでも状況の改善に寄与していきたいと思います。

 

それでは今日も読んでいただき、ありがとうございました。

明日は入院後初のPCR検査含めた諸々のメディカルチェックがあるので、その結果次第では退院も見えてくるかと思います。

ここまで温かいコメントを送って頂いた皆様、ありがとうございます。

もう少し全快まで回復に努めます!

 

あなたにとって、

今日が昨日よりちょっとでもいい日でありますように。

 

ひろ。