今日もプラットフォーム「00:00 STUDIO」にてブログ更新の模様をライブ配信しております。

 

毎日ライブ配信をしながらブログを書いているのですが、当初は落ち着かずソワソワしながら書いてたものが今はすっかり慣れて、コメントしてくださる方との会話を楽しみながら更新させてもらっています。

立ち寄ってくださる方、みなさんテリマカシです。

 

さて、今日は月に一度の「#VersiHIRO」更新日です!

本日のインドネシア時間20:00(日本時間22:00)にプレミア公開予定です。

是非、遊びにきて一緒にチャットで盛り上がりましょう!

 

 

いやいや、そもそも「#VersiHIRO」って何やねんという方もまだまだ多いと思いますので説明しますと、昨年の9月から始めているインドネシアの90年代、2000年初期のポップス・ロックを日本語で楽しんでもらおうという企画です。

 

歌詞翻訳を生業としている私、加藤ひろあきがその能力を駆使しインドネシア語から日本語へ歌詞を翻訳。さらにシンガーとしても活躍する加藤ひろあきが自ら歌ってしまうというものです。
#なんか説明が鼻につくな

 

これには二つの狙いがあって、まずは日本の皆さんにこれまでよりも気軽に、親しみやすくインドネシアの楽曲を楽しんでもらうこと。

そして、もう一つはかつてインドネシアでヒットした楽曲を「日本語」というフィルターを通してリメイクし、インドネシア人たち自身に楽しんでもらうということです。

 

インターネットを存分に教授しているのは今の若い世代ですが、年齢によっては90年代、2000年初期の楽曲はお父さんや、お母さんから聴かせてもらったことはあるけど、よくわからないという人も少なくありません。

そういう人たちの価値の再発見なんかにも繋がったらいいなとも思っていますし、実際にそういうコメントも散見されます。

 

「この曲が流行った時まだ小さすぎてちゃんと聞いてなかったけど、こうして聞くとやっぱりいい曲だね!オリジナルの方も聞いてくる!」みたいなコメントをしてくれる若い子が結構いるし、もちろん「世代ど真ん中の楽曲だ!これが日本語で聴ける日が来るなんて、、、ありがとう!」なんてコメントも頂いたりして、僕自身がすごく楽しんでこの企画をやらせてもらっています。

 

 

今回リメイクした楽曲は・・・

 

さて、そんな今回の「#VersiHIRO」でリメイクした楽曲は、2000年初期に活躍したバンド「UTOPIA(読み:ユートピア)」の「Antara Ada dan Tiada」という曲です。このタイトルを僕は「夢とうつつの合間」としました。

ちなみにオリジナルはこちら!

 

ボーカルの「Pia」ちゃんの力強い歌声と詩的な歌詞にロックを融合させた音楽性でインドネシア音楽シーンを盛り上げたロックバンドです。

楽曲はその全てを「Pia」ちゃんが担当しており、2014年にバンドを脱退してからは「Utopia」自体も活動を休止しています。

 

僕にとっては「#VersiHIRO」の企画の中で初めての女性ボーカル楽曲リメイクということで、こちらも楽しみながら取り組ませてもらいました。

 

翻訳は「Antara Ada dan Tiada」直訳すると「存在することと存在しないことの間」というこのタイトルに何よりも頭を悩ませました。

どう訳せば、歌詞の内容に沿ったこのタイトルを表現できるのだろうと頭を掻き毟りながら捻り出したのがこの「夢とうつつ」というフレーズでした。

 

うつつは漢字で書くと「現」

「この世に現に存在しているもの」表す日本語です。

 

伊勢物語の9段『東下り』そして『新古今和歌集』にも収録されている歌の中に

 

駿河なる宇津の山べのうつつにも夢にも人に逢はぬなりけり

 

というものがあります。

駿河の国にある宇津(うつ)の山のほとりに来て、その「うつ」という名のように、「うつつ(現)」にはもちろん夢の中でも恋しいあなたに逢わないことだなあ。という意味の歌で、そこには「それは、あなたが私のことを思っていてくださらないからなのでしょう」という意味が込められています。

 

この想いが「Antara Ada dan Tiada」の歌詞の世界観にしっくりきたので、この「うつつ」を採用することにしました。

是非、日本語訳の歌詞にも注目してみてください。

 

 

加藤ひろあきと「Utopia」の出会い

 

実はかとひろは、以前に「Utopia」に会ったことがあります。

あれは時を2010年まで遡ります。

加藤ひろあき、26歳の夏です。

#若い。。

 

その頃「インドネシアフェスティバル」なるお祭りが一年に一度、代々木公園にて行われており、そこにインドネシアからのゲストとして出演していたのが「Utopia」でした。

ボーカルのPiaちゃんと意気投合し、一緒にご飯を食べ、色々な話を聴かせてもらいました。その当時最前線で活躍していたインドネシアのアーティストから直接話を聴けたのは本当に貴重な体験で、この頃から「いつかはインドネシアでチャレンジもしてみたいな」という想いが湧いてきていました。

懐かしいぜ。。。お互い若いな「Pia」よ。。。

 

代々木公園で行われた「インドネシアフェスティバル2010」の模様はこちらから。

加藤ひろあきも歌ってるよ!

 

 

ちなみに始めてこれまた女性ボーカルの人気バンド「Garasi」のボーカル「Aiu Ratna」に出ったのもこの時でした。

 

#Aiuは左から2番目

#若いな

#現在は第二子妊娠中

#おめでとう!

 

ということで、10年以上の時を経て「Utopia」の歌を日本語で歌うことになりました。縁がありますね。あの時の出会いをこうして繋げることが出来て嬉しいです。

また一人でも多くの方に聞いてもらえたらと思います。

聞いてみて良いと思えたら是非、コメント・拡散、宜しくお願い致します!

 

それでは、今晩インドネシア時間20:00(日本時間22:00)にお会いしましょう!

 

あなたにとって、

今日が昨日よりちょっとでも良い日でありますように。

 

ひろ。