本日のジャカルタは雨模様。
雨季なので当然っちゃあ当然なんですが、今日は数日ぶりに昼から雨降ってます。
ジャカルタって大気汚染が凄くて、空気中を待っている埃も相当なのですが、雨が降るとそれらが水と一緒に落ちてきて、雨上がりのジャカルタは凄く空気が澄んで、気持ちいいんですよね。
まあ、数時間もすれば元の白みがかった空に戻りますが、、、(苦笑)
ジャカルタに住んだことがあって、今現在日本に帰ってしまっている人はそんな白みがかった空気も恋しいかもしれません。
#いや白みがかった空気なんてない方が絶対いい
今日も「00:00 STUDIO」にて生放送でこのブログ更新の模様をお届けしております。
今日のブログ更新BGMは「Sting」様です。
とにかくメロディーが美しいっす。声ももちろん素敵ですが。
2016年に「Java Jazz Festival」にトランペッターのChris Bottiと出演していてもちろん観に行ったのですが、「Feilds of gold」のあまりの美しさに鳥肌が止まりませんでした。
さて、そんな美しい音楽の中、僕の思い出を一つ書いてみたいと思います。
◆成人式という行事◆
昨日、日本は成人の日でしたね。
日本各地で成人式が行われ、20歳になったみなさんが大人になることを祝うイベントと記憶しています。
Wikipedia叔父さんにも一応聞いてみたところ、
成人式(せいじんしき)とは、成人式を行う年度内に満20歳となる人々を学齢ごとに各日本の地方公共団体ごとに主に1月第2月曜日(成人の日)に自主的に招き、激励・祝福する行事(イベント)である。講演会やパーティーを開いたり、記念品を贈ったりする。日本政府の主催ではなく、各地方自治体が自主的に行っているため、満20歳の学齢方式はどこも同じだが成人の日以外に主催する自治体も存在する[1]。
とのことでした。
でも、成人式って各地自体が「自主的」に招き、激励し、祝福するものなんですね。
初めて知りました。
当たり前に使っている言葉や概念もこうやって改めて調べてみるのは重要だし、面白いですよね。
ちなみにインドネシアは特に20歳をお祝いするようなイベントはありません。
20歳から新しく可能になることがほとんどないからだと思います。
参政権は17歳からだし、タバコは18歳からで、アルコールは21歳からです。
こっちでは「Sweet 17」とか言って、17歳の誕生日に盛大にお祝いすることが多いです。お金持ちの「Sweet 17」パーティーにはアーティストがブッキングされて、ライブしたりします。
ちなみにうちの奥さんのバンドMOCCAも何度かそういったパーティーに招かれ、レストランやその子のうちの中に機材をセッティングしてライブをしていました(笑)
今年の成人式は新型ロナウイルスの影響で、いや、「ロナウイルス」って何。
新型頃ウイルスのえい、いや、「新型頃ウイルス」って何。
新型コロナウイルスの影響で、今年の成人式は多くの場所で中止になったと聞いています。
今年20歳になって振袖や袴を予約、もしくは購入し、楽しみにしていた人たちにとっては本当に残念でしょうが、状況を鑑みると仕方ないのかなとも思いますよね。
そんな成人式の思い出を一つ。
◆参加できなかった成人式◆
結論から言うと、僕は20歳の時に成人式に参加していません。
何故かと言うと、浪人していたからです(笑)
僕は高校時代にとにかくサッカーに人生を捧げていました。
僕が通っていた都立国分寺高校は文武両道を掲げる部活や学校で、特にサッカー部は成績が悪いと練習に参加させてもらえないと言うルールがあったので、勉強もそれなりにやっていたのですが、受験はまったく歯が立たず、浪人。
一浪目も失敗し、2年目の浪人、いわゆる「二浪」生活に突入しました。
その辺りの話は以前、ブログにも書いたので読んでみてください!
#記事の中で何度も言ってるけど、この髪型なんやねん!
ということで、二浪の真っ只中だった僕は今は無き「センター試験」直前だった成人式には参加しないことにしました。
その時はそれしか選択肢がなく、とにかくここまで頑張ってきて後悔したくないという想いでした。
親や友人は「1日くらいいいじゃん。人生で一回しかないことだよ」と言ってくれたんですが、その1日でこれまでの我慢や積み上げてきたものの意味が消えてしまう可能性を考えたら、その24時間を目標達成のために使う方がぼくにとっては遥かに重要でした。
ちなみに、僕は高校時代に全治10ヶ月というとんでもない足の大怪我をして、手術と入院で修学旅行にも行けてなくて、こういう何というかメモリアル的な行事にはとことん縁がないんだなと(笑)
でも、そのお陰で特別な体験をさせてもらっているので、むしろ感謝しています。
成人式に参加しなかった加藤ひろあき青年は、その日テレビもシャットアウトしていつも以上に集中して励み、無事に東京外国語大学合格を勝ち取りました。
この事が今の「インドネシア」との縁を作ってくれてると考えると感慨深いです。
さて、時はその1年後。
僕の大切な仲間たちが僕に声をかけてくれました。
◆小金井ジャニーズ会の仲間たちと僕らの「成人式」◆
いや、「小金井ジャニーズ会」って何だよって思われた方は多いかと思います(笑)
これは、僕の中学校時代の大切な仲間たちで勝手に作っている会で、各々が高校、大学と進んでいく中で、友情を繋ぎ止めてきた僕にとって本当に大切な場所です。
このグループの名前は所属メンバーの顔が全員自称ジャニーズ系ということで付けられた名前なのですが、こうしてブログに書いているとこの名称の決定は若気の至りだったのではないかと猛烈な後悔に苛まされそうになりますが、それを振り払って僕らは「小金井ジャニーズ会」です。
会長は写真、真ん中の「シンバ」(山梨学院大学附属高校のレギュラーとして野球で甲子園出場)、右が若かりし日のかとひろ。
左の背の高い青年はバスケ部の山さん。
ジャニーズ会ではないですが、おれらよりモテていた気がします。
いや、そんなことはないはず。
他にも一番左のトシ(我々メンバー唯一の理系で技術者)や、左から2番目のコースケ(桜井和寿をこよなく愛し、見た目もそこに寄っていくメンバー。差し入れにいきなり何の脈略もなくジャックダニエルズを持ってきたのは有名な話)
右から2番目のケンタ(東海大菅生高校でサッカー全国大会出場)などなど、個性的なメンバーが小金井ジャニーズ会には所属しています。
いや、っていうか、左から2番目の人、なんで小金井神社でこんなにイキってんの?(笑)
そんな「小金井ジャニーズ会」のメンバーが、僕ともう一人二浪していたジュンペイというメンバーの為に一年遅れの「成人式」を開催してくれました。
小金井に当時あったホール「公会堂」の前に集合。
普段着でいいと言われていたので僕は普段着で行くも、ジュンペイだけはハメられて一人きっちりスーツで固めてきた姿にまず爆笑。
集まって、青いビニールバケツにコンビニかなんかで買ってきた日本酒を注ぎ、どこから持ってきたかわからないよくわからない蓋を被せ、トンカチでそれを割ろうとするも蓋は割れず、模擬鏡割り失敗、これでまた爆笑。
挙げ句の果てには、みんなでそのバケツの中の日本酒を分け合い、花火をしながら爆笑していたところで、警察登場。
「うるさくてすいません!!!」とその場で謝り事情を説明すると、「やるなとは言わないから、ほどほどにな。苦情きちゃうから。」と優しく言ってくれた警官もありがたや。テリマカシ。
恥ずかしいから面と向かっては言わないけど、この時にこのめちゃくちゃ手作りな「成人式」を開いてくれた「小金井ジャニーズ会」のみんなの優しさとアホさ加減が涙が出るほど嬉しかったし、ありがたかった。
そんな僕らも歳を取り、結婚し、子供が誕生するまでになりました。
僕もインドネシアにいるし、小金井に住んでいない人も増えてしまったので全員揃える機会は少なくなってしまったけど、今でも心の支えになってくれる愛すべきアホたちです。
真ん中の後ろ、僕の右隣に写っている方が名誉会長「ヨネちゃん」
会長「シンバ」のお母さんですが、約2年前に他界されました。
#ちなみによねちゃんの右に写っているタカも国士舘高校で甲子園出場)
僕ら「ジャニーズ会」はそもそもこの「ヨネちゃん」の手料理をたらふく食べて大きくなってきました。僕がこんなに大きくなったのは米ちゃんの焼き豚チャーシューを死ぬ程食べたからに他なりません。
米ちゃんは僕らの心の中に今もずーっと生き続けてます。
生前、アリーナと結婚報告に行けて良かった。
というわけで、今日は僕のかけがえのない思い出の「手作り成人式」と大切なホーム「小金井ジャニーズ会」について書きました。
至極プライベートな話で、公式ブログに書く事なのか?とも思ったりしましたが、僕の大切なものも皆さんと共有してみたくなりました。
今年、成人式に参加できなかった人たちが僕みたいに、それに変わる素敵な思い出を作る事ができますように。ささやかな願いを込めたいと思います。
読んでいただき、ありがとうございました。
#メンバー:コーシローの結婚式にて
みなさんにとって、今日が昨日よりちょっとでもいい日でありますように。
ひろ。
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今日もライブ映像から、「Ruang Rindu」と「テリマカシ」を続けてお聞きください!どうぞ!
1月16日(土)日本時間よる11:00(インドネシア時間よる9:00)
加藤ひろあき「マツコ会議」出演決定!是非、お見逃しなく!