12月8日にChintya GabriellaちゃんのYouTubeチャンネルにて発表されたこちらの動画「Tanpa Batas Waktu(時を超えて)」ご覧になって頂けたでしょうか?

まだの方は、是非一度聞いていただけると嬉しいです。

 

この「Tanpa Batas Waktu」という曲は現在インドネシアでヒット中で、ラジオなんかではしょっちゅう流れている楽曲です。

 

インドネシアのヒットの法則の一つにテレビドラマで楽曲が使用され、そのドラマがヒットする事で楽曲にも火が付くというパターンがあるのですが、「Tanpa Batas Waktu」はまさにその典型で、RCTIという全国キー局で放送されたドラマ「Ikatan Cinta」が大ヒットし、この楽曲の大ヒットに繋がりました。

 

放送スタートが2020年10月19日なので、放送開始時から一気にここまで人気が出ました。ストーリーはコテコテの恋愛もので、出会って、病気になって、喧嘩して、すれ違って、仲直りして、愛が深まってってアレです。

 

ちょっと覗いてみます???

 

 

こんな感じです、はい(笑)

 

ちなみにこの主人公の女性を演じている女優さんは「Amanda Manopo」さんと言う女優さんで、Instagramのフォロワー数は1000万人を超えているというバケモンです。

100万人じゃないですらかね、1000万人です。

 

5.7万人からフォロワーを1人増やすのにも苦労している僕からすると気が遠くなる数字ですが、現実です。凄いですね。

 

最近では超人気コメディアンタレントの「Billy Syahputra」さんとの交際を発表して、連日芸能ニュースを独占しています。

そのBillyくんはサッカー仲間なのですが、こちらもInstagramフォロワー数400万人の人気者です。

 

◆インドネシア音楽界の新星:Chintya Gabriella◆

 

さて、ここからが今回一緒に「Tanpa Batas Waktu」日本語バージョンのプロジェクトを進めてくれたメンバーを紹介したいと思います。

 

まずは何と言っても、美しい歌声を披露してくれているシンガーの「Chintya Gabrella」ちゃんを是非、知って欲しいと思います。

 

彼女は1999年生まれ、メダン出身の21歳。

先日行われた、日本で言うところの「日本レコード大賞」にあたる「AMI Awards 2020 (Anugerah Musik Indonesia Awards 2020)」にて、「最優秀新人賞」にノミネートされました。

惜しくも受賞は逃しましたが、メダンからジャカルタに出てきて一年目でノミネートまで果たした実力は確かで、今回も素晴らしい歌声を披露してくれています。

 

そもそも「Chintya Gabriella」ちゃんがどうやってこうして音楽界に入ってくる事が出来たのか。

それは、まさに現代を反映するストーリーなのですが、いわゆる「SNS」からです。

 

シンティアちゃんは2017年ごろからInstagramで、カバー動画を投稿し始めます。

今は様々な人が行っている事ですが、2017年、インドネシアではInstagramにカバー動画を定期的に上げているような人はまだまだ少なく、シンティアちゃんはその走りというか、いち早くコンテンツとしてやり始めていたシンガーでした。

 

当初は趣味でやっていた投稿でしたが、徐々に盛り上がり、ファンが増え、自分の能力・歌声に可能性を感じ始めます。

そして2018年には「Indonesian Idol」というヒットシンガーの登竜門である大型オーディション番組に挑戦し、見事地域予選を突破。

ファイナリストに残ることは出来ませんでしたが、自信を付けて迎えた2019年に転機が訪れます。

 

InstagramとYouTubeで続けていたカバー曲動画の投稿、ある日「Anji」というアーティストの楽曲を投稿することになります。

 

そして、それがシンティアちゃんの人生を大きく変えます。

なんと、そのカバー動画を「Anji」本人が見て、そのままスカウトされたのです。

 

アーティストの「Anji」さんは「Dia」という曲の大ヒットで知られる歌手で、元々は「Drive」というバンドのボーカルをしていましたが、ソロ活動をしてからの活躍はめざましく、現在はプロデューサーとしても多くのアーティストに楽曲提供を行っています。

 

そんな「Anji」さんがシンティアちゃんの声に惚れ込んで、即契約。

発表した1stシングル「Percaya Aku(私を信じて)」がいきなりYouTubeトレンド入りし大ヒット、そのまま「AMI Awards 2020」へのノミネートとなりました。

 

メダンのいち大学生からここまでのシンデレラストーリー。

今の世の中、きっとこういうチャンスに溢れているのでしょうね。

SNSがなければ恐らく埋もれていた才能、それがネット上で見つけられ、拡散され、アーティストの目に留まり、こうしてデビューする。

夢がありますね!

 

そんなシンティアちゃんと今回こうしてデュエットする事が出来て、僕としてもとてもありがたい機会になりました。

#透明感が段違い

 

 

◆音楽プロデューサー、コンポーザー:Ade Govinda◆

 

そして、この方を忘れてはいけません。

プロデューサーで、この「Tanpa Batas Waktu」作詞・作曲した「Ade Govinda」さん。

 

1984年、ジョグジャカルタ生まれの36歳で、歌手の「Judika」「Astrid」「Rini Wulandari」「Pinkan Manbo」などに楽曲提供を行っており、これまで数々のヒット作を世に放ってきています。

元々は「Govinda」というバンドのギタリストとしてSony Musicからデビューをし、活動していましたが、現在は音楽プロデューサーとして音楽制作を生業としています。

 

これまでに「AMI Awards」にて「最優秀ポップスソングライター賞」「最優秀レコーディングプロデューサー賞」にノミネートの経験があり、その後は映画音楽、テレビ制作の現場でも非常に重宝されているミュージシャンです。

近年では、今回の楽曲のようにテレビドラマのサウンドトラックを制作することが多く、活躍の場を更に広げています。

 

そんなアデさんとは実はサッカー仲間で、グランドで「初めまして」したのが2018年頃。そこから一緒にサッカーをしながら親交を深めていて、いつか一緒に何かしようと!と言っていたまま、ここまで何も出来ていなかったのですが、今回こうして一緒できて嬉しかったですね。

 

今回、信頼して依頼してくれてありがとう、アデ!

 

というわけで、そんな僕らが製作した「Tanpa Batas Waktu」邦題:時を超えて、是非とも聞いてみてください!

お時間、無駄にはさせません!

 

#もう一回リンク貼らせて。

 

もしこの楽曲を気に入ってくださったら、是非動画のコメント欄に日本語でいいのでコメントを書いて頂けると嬉しいです!

インドネシアのみんなは日本人からの反応がすごく嬉しいので、宜しくお願い致します!

 

 

それでは、

みなさんにとって、今日が昨日よりちょっとでもいい日でありますように。

 

ひろ。