昨日はいよいよ今週末に控えた映画の撮影のためのSWABテストでした。

#とはいえ検査はほぼ毎週やってる

 

#ってかブサイク!!(笑)

 

 

ちなみに、この「SWAB」ってどういう意味か知ってますか?

 

英語で「綿棒」って意味だそうです。

僕は調べて、今知りました(笑)

 

SWABテストとは、鼻や喉をその「綿棒」でぬぐって粘膜の細胞を採取し、PCR検査を行うものです。

 

え、PCR検査って、何?

PCRとはPolymerase Chain Reaction(ポリメラーゼ連鎖反応)の略で、DNAの特定領域のみを、DNA合成酵素(DNAポリメラーゼ)というタンパク質の働きで数100万〜数10億倍に増やす方法です。PCRはもともと基礎研究でDNAの増幅やDNA配列の決定、遺伝子変異誘導のために開発された手法です。現在では、病原菌の特定など医療の分野でも広く使われています。新型コロナウイルスの検査では、ウイルスが持つRNAの特定配列だけをPCRで増幅し検出します。ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)でウイルスに特徴的な遺伝子のDNA配列を増幅させ、増幅が見られれば陽性と判定されます。

( https://newswitch.jp/p/23028 より引用)

 

だそうです。

 

僕は日本にいる時にロックミュージカル「Life pathfinder」という舞台に2008年、2010年、2013年と出させて頂いていたのですが、その脚本・演出・作詞と担当されている松高タケシさんと話をしている時にこう言われた事があります。

 

わからない言葉があったら、すぐに調べなさい。

意味を理解していない言葉をセリフとして発する事なんて出来ない。

そして、日々当たり前のように使っている言葉こそ、改めて意味を調べてみるといい。思わぬ発見があるかもしれないよ。

 

これは演劇の話で、セリフを発するという観点からもらった言葉ですが、日々生きていてもそうだと思うんです。

これを松高さんから言われて以来、わからない言葉は後回しにせずになるべく調べて解決するというのが癖付いています。

まつたけさん、ありがとう。テリマカシ。照れ隠し。

 

 

◆自分を変えるという作業の第一歩目◆

 

「言霊」という言葉があるじゃないですか。

「言霊」:

日本において言葉に宿ると信じられた霊的な力のこと。 

「言魂」とも書く。

古代日本で、言葉に宿っていると信じられていた不思議な力。

発した言葉どおりの結果を現す力があるとされた。

「日本において」というのがまた面白いところなんですが、言葉に宿る不思議な力を指すもので、発した言葉が現実になってしまう可能性があるから遣う言葉には気をつけましょうねという文脈が多いかと思います。

 

僕自身はこの力をこれまでも強く信じてきました。

 

以前、僕はこのブログで高校時代に「お前の歩き方が気に食わない」と言われた時の話を書きました。

 

 

これも同じ事なのですが、自分を変えたいと思った時にまずやるべきことは、意識することすらなくなってしまっている日常にメスを入れることです。

 

高校時代の僕はそれが「歩き方」だったし、ロックミュージカルに出演してからはそれが発する「言葉」でした。

実際に遣う言葉を変えれば行動や思考も変わってきますし、相手の反応やそれに伴って発生する事象にも変化が出てきます。

それはやってみたら結構すぐにわかることだと思います。

 

ただ、最初は相当に意識しないと自分の口から出ている言葉の中には反射的に無意識に発されている言葉も多いので、なかなか変わってきません。

気付いたら遣ってしまっている言葉を思い出してリストアップしてみる、なんてことから始めてもいいのかもしれないですね。

友達に聞くとかしたら、そのあたりも少しずつ見えてくると思います。

 

と、今、これを書きながらその意識が当時より薄れているなと感じているので、また今日から意識していきたいと思いました。

今、思いました。

ので、今からやります。

 

そもそも、僕の仕事は作詞、MC、歌の翻訳、小説の翻訳と言葉を扱うことが多いわけで、他人よりもそのアンテナを強く張っていなければならないですよね。

サボらない、サボらない。

 

そして、今週末に迫った映画撮影です。

 

話はセリフに戻りますが、自分が演じる役にもセリフがあります。

それは僕が演じるキャラクターが発する言葉ですが、僕の身体を通じてこの世界に放たれるものです。

今回の映画はフィクションですが、その言葉を発するキャラクターにも彼が歩んできた人生があり、その言葉の意味を噛み締めながら発しているはずで、撮影開始までの残り数日間でもう一度そこに向き合う作業をしたいと思っています。

 

演じることの楽しさや面白さはこういった作業の中にこそ存在しているなと近頃は一丁前に役者をやっています。

恥ずかしくないものをお見せできるよう、精進していきます!

 

というわけで、今日は「遣う言葉」と「言霊」についてのお話でした。

今日はインドネシアは祝日なので、インドネシアからこれを読んでいる方はよい休日を!

日本やその他の国から読んでくださっている方は、今日も気張っていきましょう!

 

あなたにとって、今日が昨日よりちょっとでもいい日でありますように。

 

ひろ。

ーーーーー

昨日公開されたインドネシアで現在ヒット中の楽曲「Tanpa Batas Waktu」のオフィシャル日本語バージョンを制作し、歌わせて頂きました。

そのあたりの話は明日にでもまた書きたいと思います。

一緒に歌ってくれた、インドネシア音楽界の新星:シンティア・ガブリエラちゃんの美しい声にも注目です。

それでは「時をこえて」です、どうぞ。