内職 | hiroaki36のブログ

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今日から、「物理」の授業が始まった。


今日のテーマは、

「ホイヘンスの原理」。


単振動と波動、

ロープを伝わる波、

そして、海の波のような平面に生じている波。


ホイヘンスの原理は、

「ロープを伝わる波」を考えているときは不要だ。

平面波や球面波を考えるときに初めて、

導入が必要になる。


ということをまず説明する。


このように、

「このお話は、どこにつながっているのか」

「我々は何を解明しようとしているのか」

「対象となる自然現象は何で、いかなるものなのか」


を常に生徒に提示することが、

とても重要だと思っている。


ということで、「概論」を述べている間に時間はすぎ、

ホイヘンスの原理の活用編

「波の反射」「波の屈折」は、また明日。


ところで、今日の授業中、

後ろの席で一生懸命、何かに取り組んでいる生徒を二人見つけた。

まあ、立ってみればわかるけれど、

日本の教室の教壇からは、

教室全体がまことによく見えて、

生徒が何をしているのか、すべて把握できる。


その二人は、英語の課題に真剣に取り組んでいて、

私が接近しても気づかないほどだった。

で、これは「激おこ」の対象である。


内職するなら、出席しなければよろしい。

時間と資源の無駄である。

(そのかわり物理の単位はないけど。)

「内職するやつは、大学入試に成功しない。」

と私は思っている。

たぶん、正しい。


大学(特に難関大学)は、

生徒の総合力を試してくる。

単に、問題集や参考書の知識を問うだけの

問題を出題してはこない。

センター試験もそうである。


幅広い知識と教養を、

それとなく試してくるのだ。

あるいは、高校時代に、

学習に真摯に取り組んだかを問うてくるのだ。


だから、受験科目以外の科目の授業も、

真面目に受けなければいけない。

家庭科で教わった「ワッフルの作り方」が、

英語の長文で出るかもしれないのだ。


今年のセンター試験「英語」の第3問Cは

「迷信」に関する論議だったけれど、

(文章の書き方が難解で、わかりにくく、

苦労した受験生も多かっただろう。)

地歴・公民あたりで「迷信」に関する話題は、

古代人の文化を論じる時に、

当然出てくるだろうし、

理科の「科学と人間生活」でも、

科学史を語るときに、

「迷信」(と今ではわかっている)と科学の発展について、

学ぶ機会があってもおかしくはない。


多様な知識を蓄え、

その知識について考察を重ねた者は、

一つ一つの英文にある「周辺状況」や「背景」を考えることができ、

英文を訳しただけでは理解できない「解釈」を加えることによって、

正確な場面・状況の把握ができるのだ。


というわけで、

私の真意がどの程度伝わったかは不明であるが、

くだんの二人の生徒が、今後勉学に励み、

第一志望に合格することを、

私は切に願っている。