山形市、たんぽぽ保育園です。
今回はロフトのアップデート作業にお邪魔してきました。
これまでは、こども達が挑戦し登る場所だった、このロフト。
この場所を”おとな達の憩いスペース”にアップデートするというのが、今回の内容です。
写真の右上の部屋がおとなの休憩室になっていて、そこからロフトに行けるようにするために、保護者の方より壁を抜いてもらってあるところからの作業開始です。
ロフトへ降りるためのステップをつくりたいということだったので、まずは場を整えステップのパーツづくり。
どの位置、向きがいいのか?実際に置いてみて、職員で上り下りしながらディスカッションしてもらいました。
パターン1…出入口からまっすぐ降りる
一番しっくりくるものの、有効に活かせそうにないスペースがうまれてしまう。
パターン2…ステップを壁に沿わせる
出入口から真っすぐではないもの、降りたところ(左手前)のスペースが有効に活かせそう。
パターン3…左に曲がって降りる
左に曲がることで怖さを感じ、勢いよく降りる事を防ぐことができそう。
位置・向きを変えながら、「こっちの方が怖いかも」「私はこっちかな~」とそれぞれの感覚を意見交換する職員さん。
考え方や感覚がそれぞれ違うのは当たり前だと分かりながらも、それが時として対立構造を生んでしまうことも否定できませんし、おとなの足並みが揃っていなければ、こどもを前にした時に関わり方に迷いが生じ、ケガや事故などに繋がりかねません。
「あなたはそう思うのね」「私はこう思う」と、お互いを否定や対立ではなく容認し合える関係を築く事ができれば、それは”安心”になり、おとな同士の信頼関係や連携が高まっていきますね。
職員さんのディスカッションの場面から、そんな事も感じさせてもらいました。
デスカッションの結果、向かって右側のスペースが有効に使えそうということと、おとなが無理なくケガなく昇降できるようにという思いから、パターン2でいくことになりました(実際に使ってみて必要に応じて変えるということも念頭に置きつつ)。
そして、落下防止の柵をつけて完成!
上から見るとこんな感じ。
ロフトの上に囲われたスペースも欲しいということで、そのベースとなるパーゴラも設置。
雰囲気もガラッと変わりましたね。
今後、空間の充実が図られ、ほっとひといきつける場所になっていけるといいなと思います。
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セノ