自宅兼社務所の我が家は
コロナ禍の中で多くの人が出入りする社務所では
生活もままならぬ状況になり
近くに別に部屋を借りた
社務所も土日祝日並びに平日は月曜日と金曜日のみ
という体制を執ってみたがこれが当初の予想より
スムースに受け入れられ、あっという間に定着した
参拝者は今の時代、あらかじめネットで調べてくるから神社のブログでの案内が効いている
１週間の内、神社に週４日いて、別宅に３日間居るという生活に変わった
週休３日と思われがちだが、３日の内１日は銀行に行ったり、通院したり
母の介護のことだったり雑事で１日は取られるから、週休２日だ。
要介護1の母は91歳で自宅にいるが
自分等が居ない三日間のうち
火曜日と木曜日はデイサービスに
行ってる
昔は神社に休みなんてなかったが
コロナ禍の中で人の流れも動きも変わってしまって
働き方改革を一気に進めた
不眠不休の祭りの時間も
年齢の加齢と共にワークライフバランスを考える必要もあって
変えてみたが
金土日月に祝日も含め神社に居る間は
そこそこ忙しくなってしまい
予想より早く定着し回り始めたので
その変化に必死についていくという感じもある
そんな生活に変わって１０か月でようやく
慣れてきた感覚を覚えて
ホッとしている
２拠点生活は神主などという特殊な職種ゆえ
季節の神事や年中行事のことをずーっと頭の中で
考えてる（シミュレーションしてる？）わけで
仕事の振り分けも天気よければ外の仕事（草刈りとか普請とか掃除なんかの境内の保全）するし、雨が降れば経理などの事務的な仕事するし
それは一日の中でも午前中曇りで、午後から雨とかいうと変わるし
しかし、２拠点生活になると
金土日月の中でお祓いの予約をこなしつつ
境内保全や他のことやるんだけど
通常の御祈願もあるし
その中で草刈りのタイミングなんかは
ホントに難しくなった
４日間雨なんてことになると、翌週持越しになるしね
やや、面倒なタイムスケジュールになっちゃうこともあって
そういう時間感覚に慣れるのに１年近くかかった
一時はペースがぐちゃぐちゃになって
何もかも進まないなんて時期もあった
四季を一巡りしないと定まらぬことが多いのにも気付かされた
今は神社で週4日の仕事のペースをようやくつかみつつあり、境内保全に加え他の仕事(経理とか庶務とか)もなんとか進み始めた
服なども社務所に置く服と別宅に置く服と
分けているが滅多に着ないスーツなどは
いざ着るときに「ここにない！むこうだ」
なんてこともあって
どっちかに取りに行ったりして
どっちにも置いとこうとか
都度都度そーいうことがある
2拠点生活の中で
ワークライフバランスなんて言葉も
勉強してみたが、その中で最近
ワークライフハーモニーという言葉も
提唱されていることを知る
ワークライフバランスは
仕事100%ではなく生活にも重きを置いて
バランスとりましょ的な動き
それに対して、ワークライフハーモニーは
敢えて仕事のon.off を区切らず
仕事と生活のハーモニーを目指しましょ的な
考え方も出てきたようで
ハーモニーとバランス
そう考えると
ハーモニーは仕事と生活の二重奏だろうし
バランスはシーソーのように動くだろうし
なんだかな～と考える
仕事と生活と、自分には音楽もあるから
仕事と生活と音楽の三和音、triadを想像
できなくはないわけで
でもね、考えたんだ
生活♪
音楽♪
仕事♪
ドミソで考えると真ん中のミの音、三度の音に
音楽を置けば、ミが♭になればマイナーだし
ミがナチュラルならメジャーコードになるし
自分の場合、音楽が足りないと♭がついて
気分もマイナーになるのかな
仕事の出来不出来より、音楽の出来不出来のほうが気分を左右するから、三度の音は音楽でベースの音が仕事で5度の音が生活？
ベースが生活で、五度の音が仕事？
10カ月で生活のペースには馴れてきたが
ギターのレッスンはその期間休んでしまったし
(今年になって月1回のペースで再開)
別宅での過ごし方はやっと中身が付いてきた感じで一年はかかるんだなぁと実感する
ギターの方は、社務所の防音室から
離れる3日間は、迷走してた
別宅ては上下階に気を遣うし
サイレントギターや音の小さな小ぶりのギター使ったり、楽譜をなぞり始める時はそんなに大きな音は出さないから、それに当てたり
とにかくギターはアマチュアの人に比べると
フィンガーピッキングスタイルで
出す音は大きい音になるから
まともに弾いちゃ迷惑になりそうで
そーいう塩梅はこの2カ月くらいで
やっと着地点が見えた感じ
昨年、還暦迎えて定年の概念の無い仕事ゆえ
向こう10年これでいこうという体勢を
作ったつもり
今はホントに予想より上手くまわってるから
これでしばらくやってみようかなってところ
2拠点生活は快適だーって言えるように早くならないとね