今朝 一番早い便で
夫Kevin は 東京へ向かいました。
おととい 電話が鳴り
東京の 叔父 が 亡くなったことを知りました。義母の弟です。93歳のはずです。
叔父夫婦は わたしたちの仲人を務めてくれたかたです。
わたしたちが付き合い始めて6年目の夏、わたしは熊本にいました。
熊本県の 教員採用試験 を 受けるためです。
夕食を済ませた頃、義父(その頃は義父ではありませんでしたが)が
「あたは ほんなこつ熊本にくんな」
とわたしに尋ねました。
夫Kevin に通訳してもらいました。
「あなたは ほんとうに 熊本にきますか」
はい と 答えました。
すると
「よし。なら 祝言はどがんすっかねー。東京でしたほうがよかろうねー。」
ということで
日程から 会場まで その場で 義父がすべて決めました。
仲人ば 立てんといかんだろねー。
ということで
東京に住んでいる叔父夫婦に もらいに行ってもらおう。
そんないきさつで 大役を任せられたのが叔父でした。
叔父は 義父とは正反対で にこやかで穏やかな人です。飄々としたところがあり、ときどきおもしろいことを言います。
父とは気が合ったようでした。
結婚式のお礼の電話を入れたとき
「お義父さんも お義母さんも きついことを言うことがあるから つらかったらいつでも電話してきなさいよ」
と言われました。あとあと その意味がわかりました。
わたしたちの婚約が決まった頃、遊びに来ていた友達に 母が 写真を見せたことがあったそうです。
この人が仲人。あちらのおかあさんの弟さん。
と 話すと 友達の顔が青ざめたそうです。
知ってる人?
と聞くと 今度はみるみるうちに 赤くなったそうです。
尋ねてみると、
昔 東京に出てきたばかりの学生時代、少しだけ おつきあいした人
そういえば、叔父に似ている 夫Kevin のことを
「中高で いいお顔をしているわね」
と 褒めていましたっけ。
そんなドラマみたいなことがあるんですね。
父の葬儀では このふたり 参列してくださっていましたが お互い 気づいたのか気づかなかったのか、言葉を交わしたのか交わさなかったのか、そのへんはわかりません。
父の葬儀で 叔父から聞いた話
結婚式のあと、遠くに嫁いでいくからさびしいでしょ
と 父に話しかけたら
父は 思いきり 叔父に体当たりしてきて
「娘さんが嫁ぐときに この痛みがわかるよ」
と言ったんだとか。
そんなことがあったんだ。
義父の葬儀では コロナ禍ではありましたが
すぐに駆けつけてくれました。
普段着では ジーンズを颯爽と着こなし 80を超えてもテニスを楽しむ叔父でした。
クモ膜下で長年入院していて話すこともできない叔母を見舞ったときは ちょうど ラグビーブームだったときで、ショートカットになった叔母を
「ほら、五郎丸カットにしてもらったんだよ。似合うでしょ?」
と にこやかに笑いながら話す叔父でした。
正月過ぎから元気がなかったそうです。
最近になり
「あー、元気が出てきた」
と 大きく伸びをして見せた
その翌日に 息を引き取ったそうです。
叔父らしい最期であったと思います。
安らかにお眠りください。