お義母さんの検査の日。
昨年9月 ショートステイ先で転倒し骨折したお義母さん。
手術のため入院し その後 息子が働く病院に転院しリハビリを重ねてきました。
今日は 3カ月に1回の 検査の日。
リハビリ病院から 手術をした病院に移動して検査を受けました。
骨折のあとは経過もよく あと一回の検査でおわりだそうです。
検査を終えて 久しぶりに自宅に戻り のんびりして昼ごはんを食べました。
本家の長男さん夫婦が会いにきてくれました。
終始 笑顔のお義母さん。
認知症がひどくなり 会話はまったく噛み合いません。
それを嘆く人もいますが
いいんです。
がんばれ! とか
○○しないとダメ とか
そんな言葉は NGワード
「骨がよくなったよ。運動をがんばったからだよ。お義母さん よかったね。」
と話しかけたら うなづいて ニコニコしていました。
そばにいたら 小さな声で絶え間なく話していました。
つじつまが合わないどころか 何を話しているかまったくわからないけれど 聴きながらうなづいていました。
お義母さん語録。
「Kevin は たまに よいことをする」
「一度でいいから 冷飯 を 食べてみたい」
Kevinは には 笑ってしまいました。
何のことを言っているのかわかりませんが
息子への信頼、今でも 息子のことを気にかけている気持ちがわかるではありませんか。
認知症になったら
何について言っているのか より
その言葉に込められている思い
を察するほうが大切な気がします。
以前、わたしを見て
「 もう何ヵ月だろうか。産湯はどこでつかわせようか。東京にも見せにいかなんね。」
と、わたしが妊娠中であるような発言をしていました。
夫は わたしが太っているから勘違いしているのだろうと笑っていましたが、
わたしはまったく笑いませんでした。
わたしが山鹿で出産したことを お義母さんは とても喜んでいました。 その間 長男の世話をしたことも楽しくうれしかった と あとで話してくれました。
おそらく そのときのことが お義母さんの ダメージを受けた脳にしっかり残っているのでしょう。
いつなのか、だれなのか、何なのか、
わからなくなった今、お義母さんは 一番しあわせだった「とき」に 住んでいる
わたしは そんなふうに解釈しています。
わたしの生徒さんのおうちのお店に注文した中華弁当を食べ ケーキに、「 ○○さん おめでとう」 の 言葉を書いてもらったチョコレートをのせ、ろうそくを9本立て、ひと月遅れの 婆スデーパーティーをしました。
日頃食べられないものをたくさん食べたお義母さん。
病院に戻り 看護婦さんから
「何をたべましたか?」
と聞かれ
「チョコレート」
ああ、チョコレートが一番うれしかったのね。
付けてもらってよかった。
来週には いよいよ 特別老人ホーム への入所が決まりました。
