でも日本国民なら避けて通れないし今は関係ないと思っていても
来年は?そして再来年は?いずれそのときはやってきます。
そう裁判員制度の話です。
http://www.saibanin.courts.go.jp/
去年の11月の終わりくらいでしょうか?
はじめての裁判員候補者名簿が作成され、その対象者に案内が送られました。
案内が届いたことをブログやmixiなどで告白する人が現れニュースになりましたね。
実はこれ裁判員法101条で禁止されている行為です。
本名を明かしていないからとかSNSだからグレーゾーンだみたいな意見もありましたが
どう考えてもアウトです、違法です。
罰則がないからとかそういうことではなくこれはその人を保護するための
決まりなので不特定多数に告白するなんて問題外といったところでしょうか
自分の身は自分で守るのが常識です
ところがこれには続きがあって、裁判員または裁判員候補でなくなった場合
別に話しちゃっても違法じゃないよってことになっています。
でもここでよく考えてください。裁判員であったことと
裁判員候補であって裁判員にならなかったこととは大違いであるということを
今の世の中どこで誰が何を見ているかわかりませんからね
もし裁判が終わって判決が確定したあとだとしても
その被告、または被告のまわりの人が裁判員によって不利な判決にされたと
思わない保障なんてどこにもないということです
本当はその裁判の裁判員じゃなく他の裁判の裁判員だったとしても
逆恨みを持つような人に正しい判断ができるかどうかも怪しいところです
つまり裁判員であったという事実だけで危害を加えられる可能性が0でない
というふうに思えませんか?
被告の関係者が裁判員に接触すること自体が法律で禁止されているのですが、
逆恨みで危害を加えようなどと考えている人にあまり効果がないと思いませんか?
もうおわかりですよね、自分の身は自分で守るのが常識です
なので裁判員候補だったひとなら告白しても問題はないんじゃないかと思います
実際に裁判には関与していないんですから
ここで僕流に裁判員までの道のりを簡単に説明します。
毎年11月くらいに翌年の裁判員候補者名簿が作成され、名簿記載通知が行われる。つまり「名簿にのったよ!」ってお知らせです。
これは選挙人名簿から無作為に選ばれるので選挙権があれば誰でも選ばれる可能性があります。
調査票を書いて送り返す(名簿記載通知に同封されている)これは「年間を通じて私は裁判員できないよ~」っていうひとがその理由を述べるということです
ですので理由が見あたらないひとはなにもしません、調査票を送り返す必要はないのです。
※年間というのは1月~12月まで、今年は初めての年ということで開始が遅くなったので
実質半年くらいしかありませんでしたが来年からはフルに1年あります。
裁判員裁判に該当する事件があった場合、裁判員候補者名簿からその裁判所の管轄の人を無作為に選びます。選任手続期日のお知らせです
これは「○月×日に裁判するんだけど、あなたが選ばれたから来てね~」ってやつです
裁判所の管轄単位で行われるので、1年間1度も呼ばれない地域も結構あると思います。
質問票を送り返します。(選任手続期日のお知らせに同封されています)まぁ調査票と同じようなもんです、調査票は一年を通じて、質問票はその該当の日に
裁判員をできるかどうかの質問と思えばわかりやすいかも、ただし今度のは全員送り返す必要があります
ちゃんといついつまでにって期日の指定もあるのでさっさと送り返しましょう。
指定された日に裁判所に行って裁判員になるかどうか抽選されます。もうここまできたら腹をくくりましょう。実際に扱う事件の概要などもこのときまで
教えてくれません、ここで説明されるのです。
極悪な殺人事件だとかなりひきますよね。麻薬・覚せい剤絡みの事件も多いと聞きます。
裁判員に選ばれるもうその気になってがんばるしかありませんね。「ガンバレー」としかいえません
通常の裁判の場合6人の裁判員・2人の補充裁判員が選ばれます。それに対して
呼び出されるのは50人程度、しかしその前の質問票で辞退が認められた人はこないので
40人前後になるんでしょうか、そしてまた当日用の質問票があり、これに記入します。
この質問票は扱う事件の概要が説明されたあとなので
この事件を知っていたか?事件の関係者ではないか?
事件の内容を聞いてちゃんと判断できるか?など具体的なものになっています。
そしてそのあとその裁判担当の裁判長・裁判官・検察官・弁護士が直接質問する機会が設けられます。
ただしここで話されることはさきほどの質問票の答えが間違っていないかどうかを
本人の口から直接聞くためのものです、そしてこの期間裁判員を全うできるかどうかなどの
質問がされます。もし都合により辞退したい場合はここで訴えます。
基本は集団(数人のグループ単位)で質問を受けますが、希望すればひとりで
受けることも可能です。
また検察官及び弁護人は候補者のなかから原則4人まで理由を明示せずに
抽選の対象から外すことができます。
そして残った人たちで抽選です。
ここまでの流れを見てもわかるとおり裁判にふさわしい人を選ぶという行為はなく
辞退したいならその理由を聞いて候補からはずすという作業を延々と繰り返していると思ってください
2番めの調査票からずっとこの流れです。選ぶというよりはぶいていくと言ったほうが正しいのかもしれません
なので「僕は裁判員をやりたいから選んでくれ!!」というような主張は一切認められません
またいくら訴えても抽選は機械的にランダム(パソコンかなんか)に選ばれるのでそこに裁判長とか検察官とか弁護士の
意見が入る余地がありません。
逆に選ばれたくないけど理由もないのであぶない発言をして、
その候補対象から外してもらおうという手を考えるかもしれませんが
相手は裁判長・裁判官・検察官・弁護士たちですよ?
やるなら覚悟してやってください、僕は絶対オススメしません。
とくに断る理由もなく裁判所にまでいくことになったなら選ばれる確率は実に20~25%くらい
4~5人に1人くらいでしょうか。思ったより高いですね。
ごく普通の人は積極的にはやりたくないって思うんじゃないでしょうか
日本人の義務だしまぁ選ばれたら仕方ないやろう、ぐらいだと思います
http://www.saibanin.courts.go.jp/qa/c3_14.html
しかしこの抽選にはある効果があります、裁判所にいって辞退せず抽選を受けて
惜しくもはずれたひとは、その年もう裁判員の名簿から外されます。
そして翌年選ばれたとしても理由なしに辞退できる免罪符をもらえます。
裁判員を実際にやったひとは5年間の免罪符がもらえることになっています。
ですので、もし辞退が認められた人は名簿から削除されないので
また呼び出し3の「選任手続期日のお知らせ」がくる可能性があります
あくまで前回はその日が都合悪かっただけなので当然ですね。
実際の問題として裁判員制度はまだはじまったばかりなので
手探りでやっているところも多いでしょう、なのでたとえ嘘でも
辞退の理由をそれらしく言えば認められる可能性はかなり高いと思います。
本当かどうか調査したりしませんからね、それにそういう人を無理に選んで
トラブルを起こしたくないというのが本音でしょう
ただし、しつこいですが、話を聞いてくれるのは裁判長・裁判官・検察官・弁護士ですよ
数々の犯罪人と対峙してきた百戦錬磨のひとたちです、へたな嘘はたちまち
見抜かれることも覚悟してやるならやってください!
当然僕は絶対にオススメしません
この裁判員というのは毎年リセットした状態から候補を選んでいくため
すべての人がまんべんなく選ばれるというわけではありません
今年名簿に載った人が来年も載る可能性があります。ですから一度調査票で
辞退が認められたひともまた名簿にのってしまう可能性があります。
僕も今の裁判員制度がいいとは正直おもっていません
3年後に見直すことが決まっていますが、かなり変更があるのでは?と期待したりもします。
「平成の赤紙」といわれたこの制度が今後どうなっていくか見守っていきたいと思います
もし選ばれちゃったらこれをオススメします










