忘れないようにYouTubeのライブ配信で利用するOBSの設定をメモしておきます。
1・映像ビットレートの設定
・「レート制御」が「CBR」になっていることを確認する。
※ビットレート回線と相談しましょう。
YouTubeサーバー側では制限はなさそうです。
※音声も入れる時は音声分も合算して計算する。
2・解像度の設定
・「出力 (スケーリング) 解像度」で任意の解像度を設定する(例 : 1280x720)。
・「縮小フィルター」で「ランチョス」を選択する。
※「基本 (キャンバス) 解像度」については、通常はPCモニターの解像度になります。基本的には変更する必要はありません。「出力 (スケーリング) 解像度」で解像度を変更しましょう。
※解像度を1920x1080にするなら、ビットレートもそれに合わせて高く設定する必要があります。そして高ビットレートにするには、上り速度が必要。
3・レート制御の設定
CBRとVBR
・レート制御」が「CBR」になっていることを確認する。
・「キーフレーム間隔」を「2」にする。
※CBRというのは、ビットレートが変動しないようにする設定のことです。VBRはその反対で、映像の状態に合わせてビットレートが変動する設定です。
- CBR(constant bitrate) : 固定ビットレート
- VBR(variable bitrate) : 可変ビットレート
4・フレームレートの設定
・「FPS 共通値」が「30」になっていることを確認する。
※フレームレートは動きの滑らかさを表しており、「30fps」といえば1秒間に30個の画像が表示されて切り替わるという意味合いです。
5・エンコーダーについて
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エンコーダーの種類 | |
x264 | ソフトウェアエンコーダー |
NVENC H.264 (new) | ハードウェアエンコーダー |
NVENC H.264 | ハードウェアエンコーダー |
QuickSync H.264 | ハードウェアエンコーダー |
H264/AVC Encoder (AMD Advanced Media Framework) | ハードウェアエンコーダー |
アップル VT H264 ハードウェアエンコーダ | ハードウェアエンコーダー |
用語が難しいかもしれません。2種類に分けて考えましょう。
説明 | |
x264 | 画質はよいが、負荷が重い。CPUエンコードとも言う |
それ以外 | 画質は落ちるが、負荷が軽い。GPUエンコードとも言う |
一般論として、ハードウェアエンコーダーは画質が少し落ちます。したがって、画質重視の設定にするならソフトウェアエンコーダーであるx264がよいのです。