こんばんは、作業療法士の及川です。
本日はタイトルの通り、動き始めの痛み、動くことによって増強する痛み
その違いについて説明させていただきたいと思います。

よく患者さん(利用者さん)の中にも
動き始めが痛くて…でもだんだん良くなってくるんだよね
とおっしゃる方や
始めは痛くないんだけれど歩いているとだんだん痛くなってくるんだ
とおっしゃる方がいるかと思います。

同じ痛みに変わりありませんが、痛みのでる原因は違うのではないかと考えられます。

「臨床実践 動きのとらえかた」という本で著者である山岸先生はこう述べています。

「一般的に動作開始時の疼痛が強く動作継続とともに軽快する場合筋硬結による伸張痛や収縮痛、あるいは筋の遊びの低下であることが多い。動作継続とともに症状が強まり、休息で軽快する場合関節不安定性であることが多い」

と述べています。
また、前者の場合は疼痛部位が固定部位(動きにくくなっているところ)、後者の場合は疼痛部位が過剰運動部位(動きすぎている)になっていることが多いと述べています。

まとめると
動作開始時に痛い…疼痛部位が固定部位となり筋硬結や関節の遊びの低下がみられ収縮時痛や伸張痛が生じている。
動作継続すると痛くなる…疼痛部位が過剰運動部位となっており、関節が不安定なため疼痛が生じている

と考えられます。

そのため、
動作開始時の痛みに対しては…固定部位の評価、硬結部位、関節の遊び(joint play)の評価を行い、硬結部位が特定できたら押圧によるリリースやマッサージを行い、関節の遊びの低下に関しては、関節モビライゼーションが有効かと思われれます。
動作継続時の痛みに対しては…疼痛部位以外に固定部位が生じていないかを評価したり、関節の不安定性を評価し、それに応じてリリースを行ったり筋力訓練を行い不安定性の改善を図ることが有効と思われます。




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