もうすぐ今度はトロの一周忌が来ます。
トロが晩年にはトイレの出入り口の高さに四苦八苦し始めました。
段差をつけてあげたのですが、それでもまたぎ辛そうでした。
トイレを替えてみようかとも考えましたが、それこそ警戒して入らなくてなったら困るからと家族で悩んでいました。
段差も辛そうだからスロープをと、ダンボールで作りましたが、上手く登れないようで...
下手な手作りだからダメなのかなと、ちゃんとしたのを買ってみました。
しかしもはや寝床からトイレに行くまで間に合わなくなるようになり、しかしトイレに向かう気力だけはありました。
なので、寝床からトイレまでの道に粗相をしても大丈夫なようにマットとトイレシートを敷き詰め、トイレまでの途中でしてしまっても大丈夫なようにして、トイレに行かずとも用を済ませされるようにしてあげてました。
オシッコは間に合わないのですが、ウンチは大丈夫でした。
多少の段差をつけてあげていましたので、何とか入ってウンチはしてくれていましたが、オシッコは間に合わないことが多くトイレの外にしてしまいました。
結局このスロープは使わないまま、ウンチはダンボールで作った段差を使いなんとかトイレ内で。
しかしオシッコは家のシートを敷いたあちこちでするようになってました。
あとはシートを毎日取り替えて...
そして数日後には旅立ってしまいました。
トイレマットは、まだ新しいまま。その上にシートを敷いていたのでマットは殆ど汚れませんでした。
大きなマットが2枚。小さいのを3枚。部屋に敷き詰め、その上にトイレシートを。廊下にはシートを直接敷き詰めてありました。
トロのためと、家族誰1人として文句など言いません。皆んなでシートを取り替えて...
シートも大量に買い込みましたが、殆どが残ってしまいベェリィを預かってもらっていた施設でもらって頂きました。
このスロープ。新しいまま。
他にも新たにソフトケースも買いましたが、やはり真新しいまま残してあります。
捨てられない。
その全てが捨てられずに1年経った今も手元にあります。
餌やシート類は施設で役立つだろうから送らせてもらいました。
しかし他のものは...
捨てられません。
トロが最後まで使っていた布団。ビニール袋に入れて倉庫に仕舞ってます。
トロが息を引き取る間際に寝ていたマットはバッグに入れて自分の部屋に保管してあります。トロの温もりが残ってるから。
トイレもそのまま。1年間はそのままにしておきたかったから。これも家族全員が何も言わず、そのままにしてあります。
トロが小さい時にバリバリにしたドア。そのままにしときます。
やはり小さいときに爪を研いでバリバリにしてしまった柱に板を貼りカバーしておいたところもそのままに。
外れかかっていた板をそのままに補修して保存。
至るところにトロが家に居た証を残し、もう自分らが死ぬでそのままにしておきます。
全て、家族も何も言わず。
普段のままに。
そのままで。