今年(2023)の巨人オーダーについて想う事 | あくまでも私の持論なんですが

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文中敬称は省略させていただきます

さて、ここからはまさに私の持論なのだが、今の巨人のオーダーについては色々思うところがある。

正直これ程の駒が揃っていて、それもリーグトップのホームラン数を誇っていながら何故これ程得点力が低いのか不思議で仕方がないのだ。

とにかく打線が繋がらず、意外なところから飛び出す単発のホームランで勝つことはあっても、塁にランナーが溜まっていてもタイムリーが出ないのだ。それどころか内野ゴロ併殺でチャンスを潰すストレスは半端ない。

基本的にどの打者も大物狙いなのが問題なのだが、そんな中で繋がりを作るために打順を動かして欲しいと思うのが吉川、秋広、門脇の3人だ。


今なんとなくチグハグに感じるのが8番の門脇が塁に出ても、その前のランナーがいれば折角の足を生かせないし、後の打順が投手で送れず1番や2番の打順の多い吉川でチェンジになるケースが多いことだ。

私が思うに、吉川は本来クリーンアップを打つバッターではない。確かに好打者であるのは認めるが、基本的にチームバッティングが出来ないのだ。

ランナー1、3塁の場面でも軽打や犠牲フライといった点を取る為のスイングはせず、大振りで併殺や打ち損じの浅いフライになることが実に多い。

下手にホームランで大量点を取れる能力があるだけに欲が出るのは仕方がないのだが、そこを相手バッテリーに見透かされている節があるし、バントも意外に確実性がないので小技を仕掛けてくる怖さを感じないのである。


その点、門脇は一時期の不振を脱して当てるのが上手くなっているし、何よりも長打を捨ててとにかく塁に出ることを最優先し、更にそこからひとつでも先を狙う野球職人らしい姿が素晴らしい。

相手投手にしてみれば今の巨人で1番嫌な打者ではないかと思うのだ。

少なくとも今現在(8月時点)では最も1番打者に向いているのではないかと思う。


そして現在やや調子を落としている秋広だが、本来の良さはツーストライクを取られてからのしぶとく流し打ちのできる柔軟さであり、最近の3番や5番といった長打を期待される打順が今の秋広には合っていないように感じるのだ。

勿論将来的にはそこに座って欲しいが、今は確実性が優先で長打も打てれば御の字といった打順の2番で柔軟な打撃を取り戻してほしいと思う。

3番には梶谷の走者を返す役割としての巧打者ぶりが最も向いていると思うが、そこは坂本や丸と交代で体調に合わせたオーダーでも良いのではないだろうか。


では吉川は?と思うだろうが、私は6番辺りが向いているのではないかと思う。

本来は長距離バッターではないとはいっても、ツボにハマれば長打は充分期待できるし、自由に打たせて裏1番としての役割を与えたほうが良いような気がするのだ。


巨人のオーダーで難しいのは内野守備には外せない吉川、門脇がいる一方で坂本、中田、そして岡本という強打者が全員内野のためにどうしてもあぶれる選手がいることだ。秋広もレフトを守ってはいるが、やや守備力としては心許ない。


困った事に、出れば大きな戦力となる坂本も中田も年齢的にフル出場出来ないのでポジションを固定できないのが非常に痛いのだ。

現在は岡本がサードとファースト、門脇がどこでも守れるので日替わりで様々なオーダーを組んでいるがやはり二遊間はできる限り固定したい。

特に今、ピンチの場面を何度も救った門脇を守備固めや代走でのみ使うのは非情に勿体ないし、中田も本来は代打要員よりも先発メンバーの方が向いているとは思う。

更に言えばこれまた内野手の新人、中山も調子が上がってきており、悩ましいというか贅沢な悩みではあるのだ。

今のところ岡本(一)、吉川(二)、門脇(三)、坂本(遊)というのがベストであり、門脇が坂本の守備範囲をカバーすることでバランスが取れているとは思うのだが、それでは中田が非常に勿体ない。

中田に関してはどちらにしろ毎試合出ることができるのかは不明なのであくまでも中田を先発させるなら、という場合の話になるが、そうなると岡本がレフトという事になりそれでは秋広はライト?とまた悩ましい話になる。

もしも先入観を取っ払って、もし出来るならという話ではあるが、坂本にセンターという選択肢はどうだろうか。

多少衰えたとはいえ足は早いし肩も強く、しかも坂本のセンスならばその気になれば案外すんなりこなしそうな気がするのだ。


勿論坂本が外野をやったところは見たこともないし、本来のセンターである丸ですら体力的にしんどいのだから奇策でしかないのは重々承知の上だ。

そもそもショートの座を明け渡すとは思えないが、私は坂本がショートにこだわるのならば何が何でもフル出場する覚悟が必要だと思うし、体力的にそれが無理ならばあまり向かない様な気はするがサードやファーストに潔くコンバートすべきなのではないかと思うのだ。


もしそれが叶うのならば中田(一)、吉川(二)、岡本(三)、門脇(遊)、秋広(左)、そして丸、梶谷、坂本、ブリンソンでセンターとライトをコンディションに応じて回すのがもっともバランスが良いように思うのだ。

将来的には秋広がファーストで中山がセンター辺りに収まると良いのだが…と妄想するのだ。