よくある質問2 | テレビ業界就職志望者観察日記

よくある質問2

 小学生の頃「ADブギ」というドラマに夢中になっていました。

 加勢大周、浜田雅功、的場浩司の三人が扮する若手ADの三人が、楠瀬誠志郎 の「ほっとけないよ」が流れる中、悪戦苦闘しながらも自らの夢に向かって突き進む青春サクセスストーリーで、このドラマが僕とADとの最初の出会いでした。

 今の学生さんはそんなドラマも「ほっとけないよ」も知らないと思いますが。

 最近は、たまにバラエティー番組の中でADさんたちの様子が映し出されることがあります。登場するADさんたちは、大抵何日か着替えていないようなジーンズにTシャツ姿で、ボサボサの髪の毛に眠たそうな表情を見せています。なので、一般的に、ADと呼ばれる職業は非常にキツクてツライ職業だと思われているのではないでしょうか。実際キツイと思います。ただ、それをどう受け止めるかは個人個人で違うとは思いますが。

 テレビエグザムに参加する学生さんの中には女性も沢山います。これは僕の偏見ですが、中には一度も泥んこで遊んだ事はありません、回し飲みなんてはしたない、なんて顔をしながら優雅に歩いている素敵な女性もいます。彼女たちは、きつくて汚いというイメージのついた職業と自分の生活をどう結び付けているのか、個人的に非常に興味があるところです。

 学生さんの多くは、テレビ番組を作るため具体的にどんな仕事がこなされていくのかを知りません。

 なので、まずADとは何の略でディレクターとは何者なのかプロデューサーとはどれだけ偉いのか。違いと役割を質問し、理解する事から全ては始まるようです。そして、本当に自分はこの職業を志したいのかファイナルアンサーをかけていくのでしょう。

 僕の友人には制作会社に就職したものの、残念ながら三年で会社を辞めてしまった人もいます。彼は面接の時、世界一のディレクターになりたいと語ったそうです。

 また、僕の後輩にADを心から楽しんでいる人間もいます。彼は出来ることならディレクターにはならずにADのままでいたいと言っていました。向上心がないわけではなく、最強のADになりたいのだそうです。ADの何がそんなに好きなのか。常に追い込まれている感がたまらない、とのことです。

 完全なMです。

 素敵な女性の皆さんも実は、Mだったりするのでしょうか。

 次回は「あいさつ」についてお話します。