どこにでも、俺様、女王様気質の人はいます。

そうゆう人とは
誰だって出来れば関わりたくない

だけどそうゆう訳にもいかない
仕事にしろ、地域の役にしろ
人は何処かのコミュニティに
何かしら所属して生きています


そうゆう私も、人付き合いが
とても下手で、思い返せば
一番はじめに悩んだのは小学生の頃でした


私はその頃の性格は
「活発で大変負けず嫌いです。いつも積極的に物事に取り組み、クラスのリーダーとして…」

といった感じで、通知表にはどの先生にもそう書かれていました

ところが、小学四年の時
友達だと思っていた二人の子から
突然無視されて、学校に行くのが嫌になりました

理由を聞いても、教えてくれず
挨拶しても、まるで私がそこに居ないかのような、、、

何事もハッキリしたかった私は
理由がわからないから
もう本当に嫌で嫌で
たまらなくて、、、

親は学校に行けというし
1日ぐらいは仮病を使って休んだけれど
次の日からは、そんな嘘は見抜かれてしまい、渋々学校に行きました(泣)


そこで自分なりに考えて
出た答えは、「もう一人でいよう!」

誰とも喋らず、教室の隅っこで
休み時間はぼんやりと座っていました

5年生になると、クラス替えがあり
その二人とは別のクラスになりました

担任の先生は、また同じ男の先生で。
それだけが救いでした

でも新しい友達を作ることに
とても神経がピリピリして

仮に仲良くなったとしても
また、前みたいに無視されたら
嫌だなぁと思ったので

余計なことは言わないように
なるべく大人しくしていました

とにかく早く授業がおわって
家に帰りたい
そればかり考えていました

家に帰ったらピアノがあるので
ずっと一人で弾いていました

集中していると、学校での嫌なことも
モヤモヤした気持ちも、忘れさせてくれたのでした

それでも辛くてどうにもできなくて
メソメソと泣いた時もありました

家に帰っても、母も仕事でいなかったので、誰かに相談するということもできず

ある時、やっとチャンスがあって
母に相談したのですが
「そんなこと、アンタが気にしすぎよ」
と軽く一蹴されてしまって・・・

それ以来、完全に私は
心を閉ざしてしまいました

「もう、誰かに相談するのはやめよう」
「自分のことは、自分で解決しなきゃいけないんだ」

そんなことがあったけれど
担任の先生には、気づかれたく無かった

毎日、日記を書いて提出しなければ
いけなかったけど

私はわざと、明るいことばかり
書きました

図書館で借りて読んでいる本のこと
飼っている犬と散歩に行ったら、 
星がすごく綺麗だったこと
そろばん塾に行くとき、わらび餅屋さんにばったりあって、タダでわらび餅をもらっちゃって嬉しかったこと…



でも、先生はちゃんと
私を見てくれていたのです

もうすぐ卒業って時に
「きゅう、お前性格変わったよな?
…どうした?なんか、、、あったのか?」

そう言ってくれた時に
私は泣きそうになったけど
笑ってなんでもないふりをしました笑

そして卒業の時
先生は私が渡した寄せ書きのカードに

「野に咲くすみれは、すみれらしく」

そう書いてくれました
その時は子どもだったから
意味がよくわからなかったけど

今ならわかります

相手によって自分を変えることも
たまには必要な時もあるけれど
あなたはあなたのままでいい
あなた自身を見失ったりしないで

そんな意味合いだったのかなと

今でもすみれを見ると
あの先生を思い出します

先生のおかげで、今の私があるんだなと
そんな風に感じて、とても有り難く思っていますピンクハート