高雄へ① | 帰ってきた hirokimonon 〜南国10年からの本帰国4度目の結婚生活と着物のこと〜

帰ってきた hirokimonon 〜南国10年からの本帰国4度目の結婚生活と着物のこと〜

4度結婚したオンナの、「幸せ」の追求と日々。
5年間のタイ、バンコク生活から2018年末に台湾、台北に移住し、5年。
約10年余の海外生活を終え
2024年春から拠点を日本に。
2025年4月2冊目商業出版決定✨✨

高雄へ


本当に本当に本当に久しぶりの

遠出


コロナ禍になり、ずーっと、ずーっとほぼ外へ出なかった夫。


今回台湾国内だけど、初めての場所へ、2人で。


しょっちゅう旅をしていたバンコク時代を思うと、本当にどこにも行けなかった3年間


最初、すっかり出不精になってしまった夫は行かないと言っていた。


主役は夫だというのに。


高雄市文化庁主催の展覧会に出展するのだ。




旅の計画はこれまで、

殆ど夫が立ててきた。


それが

行く気がしないと言うのだ。


もう

こうなったら

私が全てお膳立てしなければ。


台北から高雄までは


新幹線1時間半

在来線4時間弱

高速バス5時間


どう考えても新幹線が効率が良い。


オープニングの始まる2時までに会場に着けばよいのだからと逆算していると


暑い中出かけるのは気が乗らないと。


それは私だって同じだ。

さらに私は着物で行くつもりになっていたのだから尚更だ。


ということは

夜に出るバスで寝て行くのはどうだろう?


調べてみると

なんと 214席 という

ちゃんと寝れそうな大型バスではないか。






日本で考える高速バスや夜行バスのイメージなら、ちょっと嫌だな、と思ったのだが、


新幹線より全然広いシートなら

飛行機のビジネスクラスレベルなら

快適なんじゃないか?!


と思ったら何だかわくわくしてきた。


寝台バスはラオスで乗ったことがあったが、2段ベットみたいな仕様に驚いたことを思い出した。


ああ、そうだ。

思い出したのだ、見知らぬ土地に聞いたことのない言葉に、

バックパッカー慣れした夫と、高級ホテル好きの私が、お互いの

妥協と譲れない条件の、ちょうどよいあんばいを見つけながらの珍道中を。



バスで高雄まで5時間かけていく(笑)


飛行機のビジネスクラスレベルのバス



楽しくなってきた。


夫もようやく重い腰をあげた。


夜型夫婦の私達は、朝早く出発するより、どうせ起きている夜中にごそごそ動き、深夜3時頃に眠りにつけたら 普段どおり。


私は着物をやめて

とにかく楽に


朝着くのだから

着いてからゆっくり身支度を整えればよい。


そんなこんなで

久しぶりの冒険のような旅がはじまったのだ。