このコラムは2018年10月に執筆。WOM11月号に掲載されたものです)
【WOM 11月号[Vol.129]本日発刊! 】
新たな刺激を求めて
今から5年前に、思いつきで始めた初めての海外生活の場に、バンコクを選んだのは「タイ料理って美味しい」という単純な理由からでした。
そして、新婚でしたし(入籍して半年)日本経済も低迷する一方だった事もあり、「気分を変える」のに一年くらい海外に住んでみるのも良いかも。
そんな風に日本を飛び出し、気づいてみたらタイ在住5年目が過ぎていました。
密かな野心でもあった、夫のART活動の発展は、2年目にチャンスが訪れ、お陰様でその後も、良いペースで作品の展示と販売ができました。
全く何のツテもなかったバンコクに5年も居ることになるなんて、来た当初には想像も出来ませんでした。
まさに「住めば都」ということなのでしょう。
沢山のアメージングな事にいちいち驚かなくなり、多少の不便さも「マイペンライ」とやり過ごせるようになっていきました。
タイ語も英語も不自由な私ですが、タイ人との交流も楽しく、いつしかタイが大好きに。
でも、そろそろこの居心地の良い国から、新たな刺激を求めて旅立つ事にしました。
「台湾、料理が美味しいよね」という、また、単純な理由から(笑)
この文章が皆さまの手元に届く頃には荷造りの真っ最中の予定です。
良い事もたくさんあったバンコク生活ですが、その分、バンコクの狭い日本人社会の暗黒部分も垣間見たりもしました。(苦笑)
が、離れるとなると、それもまた良い思い出。どんな人とのご縁も決して無駄ではなく、勉強になりました。
いつも、事が過ぎ、時が経ってしまえば、そこには感謝しか残らないのです。
特に、良くして下さった方々、気にかけて下さった方々、応援して下さった方々との別れは寂しく、涙腺も崩壊気味になります。
でも、また遊びに来る、そんな約束を交わせば世界は繋がっていて、これから始まる新しい世界での未知の体験に、期待で心が震えるのです。
身軽に、いつでも動けるように、と日本を飛び出してきた私達でしたけれど、あまりに居心地の良いこのタイ、バンコクで徐々に身軽ではなくなっていくのを感じるようになり…。
これ以上動きづらくなる前に、と転居を決断しました。
また、身軽になって、飛び立てることは、私達にとって贅沢な時間なのだと思います。
世界のどこに居ても、自分らしく、
人生を楽しむ。
それも1人ではなく、最愛の人と。
新たな扉を開け、その先になにが見えるかをワクワクしながら前に進もうと思います。
バンコクでお世話になった皆さま、本当にありがとうございました。
夫のART作品がプロンポン、ソイ33と35の間にある「HAKATA COFFEE BANGKOK」にて展示販売中です。
お店情報→コチラ
作品Instagramは↓
また、タイ🇹🇭に遊びに来タイです♫