着物を着た時、というより
脱いだ時に、
ガッカリするのは
「衿筋汚れ」ではないですか?
特にしつけ糸を切り、初めて袖を通した着物を脱いで、ハンガーに吊るした時…
この衿筋汚れをつけてしまっていたら
かなり凹みます(>人<;)
折りこむ部分ではありますが、意外と目立つ場所…
例えばリサイクルの着物を選ぶ時にも、私はこの衿筋汚れのないものを探します。
万が一つけてしまったら…ベンジンで
とはネットにのってはいますが…
着物初心者である私はまだ怖くて、自分でそれを落とすなんて行為はまだ経験がありません(>人<;)
そんな折、
先日の京都、パールトーンさんの工場で目にしたのは、
まさに「衿筋汚れ落とし」‼️
ベンジンとハケとタオルを使い、職人さんが、落としていきます。
おもてと裏とに霧を吹き…
さすがの職人技👀
真似はできそうにありませんでした(T ^ T)
生地を痛めてしまったり、
余計広げてしまいそうで…
やはり
着物のお手入れはプロに任せるのが一番、そんな瞬間でした。
さらに、水滴のシミ抜きも見せていただきましたが、
水滴だけで、こんなに着物はダメージを受けるのか?と…
衝撃でした。
つい先日、お手洗いで水道のお水が思った以上に勢いよく出て、私の着物に水が飛んだばかりでしたから…(T ^ T)
水だから安心?!
ではなかったのですね(泣)
パールトーン加工がどんなものなのかを見ると、
手洗い時などの
ちょっとした自分の不注意も
小雨がぱらつく中も
泥はねも
空気の汚れも
ファンデや皮脂も
お直しオバさんの手垢、手脂も
他人の不注意も、
もちろん衿筋汚れも!
心配しなくていい!!
着物を安心して着れるなら…
もっと着物を着る人が増えそうですね。
私は行き帰りは、わざわざ洗える着物を着ました。
汚れても洗えるから、と安心して…
ところが
洗濯をして乾いた洗える着物には
「衿筋汚れ」が‼️(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
何故???
飛行機で眠りこけている時についた汚れなのか、
埃と脂がまじったのか、
とにかく、ただ洗濯機でガラガラ洗っただけでは落ちない汚れがついてしまいました

つけおきをして洗い直しをして…
まあ、何とか目立たなくはなりましたが。
まさかの洗える着物への
「衿筋汚れ」は想定外…。
パールトーン加工した正絹の着物の方が、綺麗に保てるなら、わざわざ洗える着物にする必要もないのかしら???
今回戻ってきた、預けていた着物は3着。
着ていた着物も、
持参した着物も、
新たに購入した持ち帰る着物も、
全てパールトーン加工をお願いするために置いてくれば良かった

と、このブログを書きながら
つくづく思うのでした。