安心して生きる〜バンコクのフリーペーパー、情報誌WOM Bangkokより | 帰ってきた hirokimonon 〜南国10年からの本帰国4度目の結婚生活と着物のこと〜

帰ってきた hirokimonon 〜南国10年からの本帰国4度目の結婚生活と着物のこと〜

4度結婚したオンナの、「幸せ」の追求と日々。
5年間のタイ、バンコク生活から2018年末に台湾、台北に移住し、5年。
日常着として「着物」を愛用、旅行含め「着物」に関するあれこれを綴ってきました。
2024年日本を拠点に再出発

WOM01月号


(このコラムは、201712月に執筆。Wom Bangkok201801月号に掲載されたものです)

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安心して生きよう




明けましておめでとうございます。



相変わらずお正月感の薄いバンコクですが

また一年(?)

この土地で過ごすことになりました。



ここバンコクは日本に比べて、窮屈さは感じないものの、日本以上に日本的なしがらみに辟易している方も多いと聞きます。



実は私は、ある方との出逢いから、去年から今年にかけて、自分の中にある無駄な恐れを取り払っていきました。


恐れとは、「自分が勝手に敵にしてしまったものすべて」を指します。



例えば、

未来の不安なイメージ、

なんとなく苦手で、違和感を感じてしまう人との関係、

お金が減っていく事象、

他人からの視線、

誤解されたら嫌だと思う気持ち、

過去から引きずってきた痛み、噂話、

こうでなければならないという思い込み、

などなど。



本当はそんなものはどこにもないし、

全ては自分が頭の中で創り出した恐れだったりします。



特に、「こうなったら嫌だな」は、まだ起きてもいない事に対しての悪い妄想でしかありません。



また逆に見えている敵、というのも

そもそもそれが「戦う必要のあるものなのか?」を今一度考えてみると良いでしょう。



過去から積み重ねてきた「こうでなければならない」が人それぞれあるとします。

が、本当にそれは、自分の内面から出た事なのでしょうか?


私の場合は、外から、常識とされるものから、親の言葉から、社会的な多数意見から、作られた頑丈な高い壁であった事に気づきました。


「こうでなければならない」「こうであるべき」が外から固められたものだとすると、

そこから外れた自分も、他人も許せなくなるものです。



自分を悲しくさせている事や思い、自分を苦しく縛っているものが、どこかで刷り込まれた「こうでなければならない」だとしたら、自分自身は本当はどう感じているのかどうか、今一度考えてみると良いでしょう。





好きな事や好きな人と、夢中に何かに取り組んでいるときには、勝手に作り上げた恐れは、不思議なほどに全て消えていきます。


いろいろ考えて落ち込むことも、

わざわざ相手の動向を探ることも、

不安に押しつぶされることも


欠点を探して減点することもなくなります。


誰とも戦わず、特に見えない敵に恐れる事なく、安心して、ご機嫌に、

自分自身を生きる年でありたいと思います。


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