
ゆずの実もだいぶ色付いてきた。澄み渡る青空が気持ちいい。我が家の周辺には姿を見せないが、この辺りにはヒヨドリが生息しているようで「ピーヨ!ピーヨ!」と高らかに鳴いているのが確認された。
歩みを進めていくと、閑静な住宅街に、この時間はまだ眠そうにひっそり佇んでいる居酒屋兼レストランを発見した。看板を見ると、「ダイニングキッチン・バル・デ・リオ」と記されていた。

バルと表記されていることから、どうやらスペイン料理が食べられそうである。ここは是非ともウチのカミさんと訪れてみたい。
更に歩いていくと、清住通りに出た。目の前に、「メナム」という小さな食堂を見つけた。

ここは地元でも比較的名の知れたタイ料理のレストランである。自分は入った事が無いが、ウチのカミさんはあるので取材したところ、「見た目どおりタイ料理店だが、日本人に合わせて辛さを抑えてあるので食べ易い。なお、テーブルには様々な調味料が置かれているので、思い思いにカスタマイズできる」ようだ。
更に歩みを進めていく。

「丸善」という昔ながらの和菓子の直売兼製造工場の前を通りがかったので、折角だからちょっと覗いてみた。懐かしいお菓子たちが慎ましく並んでいた。キビキビと小走りに動き回っているここのお母様らしき人に「いい天気ですね」と声をかけられたので、少しだけ世間話をした。このまま何も買わない訳にはいかない雰囲気になったので、これも縁と思い「きなこ玉」と「まつたけ」を購入した。山林で松茸を採取することは限りなく不可能に近いが、ここなら手軽に入手できる。今年の秋の収穫がこんな形で出来たのは嬉しかった。

気分も乗ってきたところで、散策を続けていくと、次に目に入ったのは「さくら食堂」だった。食堂といっても、ハンバーグやビフテキ等のお肉料理に定評がある。ここも要チェック店である。

自分の診察時間が近くなってきた。そろそろ病院に戻らなければならない。
途中、市内でも由緒ある古めいた教会の前を通過した。看板には、文化財指定の「宇都宮聖ヨハネ教会」とあった。幼稚園も併設されているようなので、不審人物なのではないかと近隣住民から怪しまれないよう、周囲に気を配りながらそっと覗き込んでみた。

幸い、人影はなく休園日のようだった。姿を見ることはできなかったが、「ヒッ…ヒッ…」の声がした。ジョウビタキという小さな茶色の野鳥である。冬の到来は間もないようだ。