▲記事の中では笑顔を浮かべるフランキーだが、取材後に「写真も撮
らせて」と頼むとぎこちないスマイル。「それじゃダメだ。仕事して
いる風で」と注文して、この写真。ヤラセ撮影ごめん、フランキー!
盟友フランキーの記事をアップした。
ラグビーとロス・プーマスをこよなく愛する男。だが、今回はすこし〝らしくない〟目線で母国代表を見つめている。
なので、フランキーの思いを聞いてみた。
本来は、彼自身に1本書いてほしいくらいだ。
ワールドカップでは毎回顔を合わせ、バカばなしも含めて(そっちが大半なのは認める)交流を続けてきた。
フランキーの初ワールドカップが1995年、小生が99年。付き合いはウェールズか、次のオーストラリアからだったか。
おそらく出会った当時は、日本代表とロス・プーマスが世界で似たような境遇に置かれていたことも仲間意識を高めたのだろう。
世界に挑んで跳ね返される。そしてまた挑む―。
こんな時代を経て、プーマスが07年のフランスでホームネイションズに風穴を開けて、15年にジャパンがブライトンの奇跡を起こした。共にトップ8を照準に置ける強豪になっても、友情は変わらない。
今回の彼の憂鬱は、最初はすこし予想外であり、客観的に考えれば的を得たものだ。98年の勝利は置いておいて、互いに力を付けてきた中で、その力の差が最も縮まっている中で相まみえるのが、今回のナント決戦だ。
プーマスの選手個々のポテンシャルをみれば、文句なく素晴らしい。だが、組織で戦う日本も十分に同じ土俵で戦えるまで歩みを進めてきた。2019を見ても、チームを勝たせるために仕上げる手腕は、ジェイミー&トニーのコンビはお手の物だろう。
この最大の僅差を、どうものにするのか。コーチ陣のお手並みと、リーチ、ラピースらバックローを中心にしたジャパン戦士のパフォーマンスに期待して、キックオフを待とう。