サモア戦が近づく中で熊本でのオールブラックスXV第2戦のコラムをアップした。

 

前日19日にアップされているので、すでに御覧の方もいるかも知れないが、昨日は札幌郊外の〝イサムの庭〟で遊んでいたので、ぶろぐでは1日遅れのご紹介。

 

コラムで散々書いていますが、やはり熊本で感心させられたのはABXVの卓越した個人技と、チャンス時のサポートの共有された意識(反応)の早さ。ここで、重要なスコアはすべて為されたという印象の80分だった。

 

 

 

 

そして、おもしろいことにロビーさんが以前語ってくれたことを、予備軍がしていたゲームでもあった。

 

 

記者時代に、ロビーさんにこんな企画を持ちかけた。

 

「ロビーさんが語る、オールブラックスのやっつけ方というインタビューできませんか?」

 

母国への愛情は人一倍の名将なので、すこし遠慮がちに相談すると、「おもしろい。いいね」と快諾。多くの学びのあったインタビューとなったが、その1つのエピソードが、コラムに紹介した、相手の心理的なダメージを考えていつスコアするかというはなしだ。

 

勝ち負けで捉えると、何とも悔しい2敗となったが、悔しさよりももどかしいのは、日本がやるべきプレー、アタックをXVがやっているということ。相手の防御に間隙が生まれる用意を周到に準備して、その〝歪み〟が起きたときを逃さず、鋭く突く。考え方を変えれば、いいラグビーを2試合観た。

 

もう1つのもどかしさは、もどかしさ①の裏返しだが、日本の組織としての完成度。確かに、2019年も南アフリカとの大会プレマッチまで、そこまでの完成度があったわけじゃないと考えると、ここで右往左往するものでもないかも知れない。だが、対戦相手の立場になって、JAPANというチームを考えてみると、本当に杞憂かと感じてしまう。

 

19年開幕前なら、相手はどう考えるか。

 

「15年にボカを倒した。警戒せんと、ウチもやられるけんね」

 

では、23年は。

 

「世界の8強やで。あのスピード。まず、あそこ止めんとケルト人のように食われる」

 

しかも対戦相手はイングランド、アルゼンチンだ。

イングランドは沈黙しているが、エンブレムがジャガーじゃなくなったロス・プーマスは、息詰まる点の取り合いから、最後の最後でトライを捥ぎ獲ってエディーを沈めた。同時進行で諸々観ていた試合ではあったが、SOカレーラスは昨秋のキックをベースにした若手指令塔というレッテルが、ティア1トップクラスの10番の1人という成長を感じさせた。

 

そんな連中を、真剣勝負で倒すには、ジェイミーや選手も何度も口にするように、前回のままじゃ勝てない。そう考えるのなら、そろそろ完成度を感じさせるゲームが観たいものだ。

札幌の陣は、テストマッチとしての2023年第1戦。ここらで〝組〟としての日本の精巧さが見えてくるといいのだが。