出ましたね。アイルランド戦メンバー。

先発15人だと、ジャパンは総キャップ数348、アイルランドが357。

1人平均は23.2C、23.8Cとほぼ同数。

共に興味深い〝若さ〟です。

 

ちなみに19年のエコパのメンバーは、先発で日本は9人なのに対してアイルランドは5人です。この数字は、日本のプラス材料です。

 

このぶろぐお読みの方くらいだと、これまでのジェイミーのセレクションからメンバーが大変わりしないのは想定内でしょうね。

その中で、直人くんのジャパン初「9」は楽しみです。

ライオン相手の球捌きを見ると順当な〝昇格〟ですが、遠征前から決まっていたのかとも思います。

立ち上がりでライオンズ戦にはないテンポの球出しができれば、経験値の少ないホームチームにプレッシャーをかけられる期待がある。

 

そして松島幸太朗にとっては、待望の15番。

ジェイミーは、この日のメンバー発表会見でも、ライオンズ戦で15番を背負った山中亮平については高く評価をしていながら、幸太朗を起用したと語っています。

サントリー、クレルモンでの実績も踏まえての起用とも説明していましたが、アヴィバスタジアムでのプレー次第では、今後のFB争いの激化にもつながるのかも知れません。

ただし、まだチームはポスト堅樹の見極めの段階。WTBで幸太朗くんの足に頼らなければならないことも考えられますけどね。

 

このメンバー発表の結果、今遠征でのFLベン・ガンター、WTBゲラード・ファンデンヒーファーの36カ月規約のクリアはなくなりましたが、この判断については、ジェイミーさんは実力評価であると説明しています。つまり、主将であるリーチや、BKスリー陣の中で、まだまだアピール不足ということ。過去のぶろぐなどでも、外国人選手への〝キャップ大安売り〟について触れましたが、ジェイミーがみせたメンバー入りへの厳しさは評価したいですね。この2人には、秋の代表戦へ向けての奮起を期待するばかりです。

 

アイルランド戦ですこし気がかりなのは、メンバーをいじくったBKスリーの防御。

会見でジェイミーは、先発デビューするエガちゃんことWTBセミシ・マシレワの、ハイボールなどの防御を評価してましたが、テストマッチレベルでのフィールドプレーでの防御は未知数。2戦連続の先発になる近鉄の同僚シオサイア・フィフィタにも同じことがいえます。

フランスでの実績は十分ですが、松島幸太朗がエディー時代から希望するFBでは代表で起用されていないのも、圧倒的なアタック能力とは対照的な防御面の不安定さが要因の1つです。

つまり、BKスリー3人とも防御に不安材料がある。

 

ここを突かれて難しいことにならなければいい。

ジェイミーはアイルランドもキックを使って重圧をかけてくると読んでいます。

そのほうが、いまのジャパンBKスリーにはいいかも知れない。

メンバー発表で感じたのはこの部分かな。

 

どうしても勝負のカギを握るのはFWのセットピースであり、ブレークダウンなのは変わらない。

でも、ハラハラしながら注目するのは9、11、14、15。

 

土曜の21時は「アド街」を我慢して、BS日テレ/Jスポーツをお楽しみに