※ご注意 今回は🏉ではなく、自分自身への備忘録として書き残すためのものです





バイデン勝利の臨時ニュースが飛び込んできた早朝
この曲が聴こえてきた

What's Going On

アフリカ系アメリカ人で最高のソウルシンガーでありソングライター
〝Marvelous〟Marvin Gaye
R&Bの名門モータウンレーベルのプリンスが1971年に発表した代表作

9月に観たモータウンレーベルのドキュメント映画でも
創始者のベリー・ゴーディーJrがリリース時のひと悶着に触れているが
社会に一石を投じた名曲だ

ちなみにMarvelousと名乗れるもう一人はMarvin Huglerだけ
個人的意見だけど…

たわいのないラブソングを歌っていれば安泰のはずのMarvinが
リスクを覚悟でリリースしたことも称賛したいが
メッセージを抜きにしても美しい作品

Marvinのポートレートをアップしたが
高校時代に同名のアルバムジャケットを見て
こんな格好いいアフリカン・アメリカンがいるんだと驚かされた
その気持ちは、いまも変わらない
そして数多の楽曲も、聴けば変わらず魅了される
変わってしまったのは、彼が生きていないことだけだ

彼が天国に召されなければ
さらに、どんな素晴らしいソウルミュージックを聴かせてくれただろうか
そして、いまの世の中をどう見つめただろうか

愛を歌い、憎しみを諫めたシンガーが
実の父親に撃たれるなんて
運命のシナリオは残酷すぎる

でも、彼の心臓は撃ち抜かれても、SOULは鼓動を止めない
1970年代にMarvinが訴えたかったのは
「いったい、どうしちまったんだ」
という思いだろう
半世紀という時間を経てMarvinが囁くのは
「どうしたの?」
誰かを思い遣ることの大切さだ

かの国は、あまりにも他者を思う気持ちを失った4年間を過ごした
そして、このような悲しい空気は世界に広がっている
間違いなく、極東の島国にも

あっと驚くパフォーマンスはいらない
隣人に、こう声をかけられる社会を取り戻すだけだ

What's going on?