春めいた一日は、花見を我慢して世田谷区にある明大八幡山グラウンドにお邪魔しました。
この日は、縦割りにした2グループが、午前、午後とグラウンド、ジムワークに分かれての練習でした。すでに合流する1年生も含めて、テキパキとシステマチックに練習を行うのと同時に、笑顔が多い選手たちをみると、優勝チームの余裕かな、などと感じてしまいます。
この日のお目当てはHO武井日向くん。
連覇という重責を担う新キャプテンの今季にかける思いを聞いてきました。
昨季は22シーズンぶりの大学日本一。今季は、YAWARAちゃん風にいえば〝最低でも優勝〟ってとこですが、新主将は「連覇しなくちゃならないというプレッシャーはあります。これからの明治大学ラグビー部がどうなるかも、僕らの代にかかっている。でも、そこを楽しめるようなキャプテンになりたい」と笑顔を輝かせました。
武井主将は2年生から紫紺のジャージーを着て、攻撃的なHOとして活躍。チームが苦しいとき、勝負がかかったときに、ガッツリと前に出ることで、仲間を引っ張り、鼓舞できる選手です。
そして、プレー面以外でもリーダーにふさわしい男です。今季もチームの具体的な目標は優勝ですが、新リーダーは「ただ勝利だけを目標にするんじゃなくて、そこまでの成長する過程で最大限努力するというのが、澄憲さん(田中監督)も挙げていること。部員全員が最大限の努力をすれば結果として優勝がついてくると思うので、そこの努力を惜しまないようにやっていきたい」と、努力という過程を重視しているのです。
どのチームも、昨季以上に明大に厳しいマークをしてくるはずです。昨季以上のチームを作り上げないと連覇は難しいでしょう。その〝上乗せ〟の部分を新主将は「ここ2シーズン積み上げてきた基盤は間違っていないと全員が理解している。あとは細かいところを徹底できれば去年よりもいいチームになる。スクラムを組む時の8人の膝の高さだったり、僕たち自身にしかわからない精度の部分です」と語ってくれました。
2季前の大学選手権準優勝、そして昨季の日本一で、「基本プレーを正確にできるチームが最後に勝てる。それは日々の小さいことの積み重ねしかない」と確信できたことが、今の武井主将、明大フィフティーンの大きな財産になっています。
令和という新元号で迎える新たなシーズンも、メイジ時代は終わらないようです。
