スーパーラグビー・ラウンド8
レベルズ 42-15(前半28-8) サンウルブズ
欧風の小洒落たレストラン、ショップが並ぶ敵地メルボルン。オーストラリアの大都市の中で、一味違う素敵な町で、サンウルブズが痛恨の6敗目(2勝)。前週に強豪ワラタスを倒していただけに、惜しまれる黒星となった。
最大の敗因は、ラインアウトミス。トライチャンスの敵陣で4度の失敗が響いた。
他チームと比べて、間違いなく短い準備期間が、いまだに響いているのか、それとも技術、コーチングの問題なのか。チームは、わかっているはずだ。
サンウルブズらしいボールを動かしてのトライも見せたが、こちらも〝らしい〟簡単に突破されてのトライも献上。ラグビー界の〝エガちゃん〟ことWTBセミシ・マシレワばかり目立っちゃった試合だった。ちなみに、マシレワのこの日のアタック時の走行距離は両チームトップの93m。ボールキャリーも、トップタイの13回でした。
余談だけど、レベルズのSOクエイド・クーパーの以前のキックフォームは、昭和のお笑い王・萩本欽一の〝欽ちゃん走り〟から多大な影響を受けていた、、らしい、、たぶん、、もしかしたら、ね。本当に余談でスミマセン!
試合の内容はJスポーツ、明日付けの新聞各紙を見てください。ここではヨシダの感じた、いい点、残念な点を書いときます。
おいしいおかずは後で食べるタイプなので、まず残念点。
レベルズは、キックオフから攻守にとても浅いラインを使ってきていた。おそらくピッチでも、ベンチでも、試合中にさまざまな対策、対処をしていたのだろうが、十分に機能してはいなかった。とくにサンウルブスの強みである攻撃で、大外へのパスがマイナスになってしまっていたのが惜しまれる。ここが相手の嫌がるサンウルブズの強みだからね。もちろん、レベルズの早いプレッシャーが効いていたんだけど、そこを打開しないと、ボールを動かすスタイルのチームの強みは出せない。
あ、もう1点だけ。
マシレワはご機嫌だったけど、もう片方のWTBゲラード・フンンデンヒーファーが目立つ時間が少なすぎた。彼は漬物石のように寡黙な南アフリカ人だが、サイズに似合わない素晴らしい快足の持ち主。大きな体をトップギアに上げるための数mのスペースを作ってあげなければ、彼の怖さは発揮できない。開幕戦ではゼンゼンだったのが、第2戦から機能しはじめていたのに…。エガちゃん、欽ちゃんに続く「ヒーハー!」の雄たけびが聴けなかったのは残念です。
よかったのは、先発したNO8ツイ・ヘンドリックの強さと安定感。この試合に限らず、今季のサンウルブズでは、ツイやヘル・ウヴェという日本代表の常連が、スーパーラグビーの選手相手にも当たり負けせず、しっかりとボールをコントロールしている。
サンウルブズで何が最も大事なのかといえば、当然日本代表選手のワールドカップ日本大会へ向けた強化しかない。だいぶオジさんになったけどヘンリー(ツイ)、ウヴェらがガッツリとゲインラインを切るプレーは、日本代表にとっても頼もしい。
次戦は、19日に秩父宮で行われるハリケーンズ戦。強豪ですが、バイウイークを挟んで休養十分で迎えるホームゲームを、みなさんスタンドで応援しましょう!