「よっ!」



慣れた雰囲気で病室のドアを開けたのは、

小林香菜。




今をときめく

AKBメンバーの一人である。





「あ♪かな姉ちゃん☆」




彼女は入院している親戚の子の

お見舞いに来ていた。





「ちゃんといい子にしてたかな~」





「うん♪でもね、かなちゃん・・・」





「となりのおへやの子が・・・

『AKB好きだけど、[こばやしかな]なんてしらない』って・・」







「えっ??」





「その子が持ってたCDのしゃしんにも、

かなちゃんいなかったから・・」






「あ・・・そっか~」





小林香菜は動揺を隠すように

少し早口でこう言った。




「あ、えっと、でもさ♪

AKBって沢山の人がいるから順番なんだよね♪」






「じゅんばん?」





「そ♪順番じゅんばん☆」






「じゃあ♪次はいつかなちゃんのじゅんばんなる??」






「えっ・・・あ、いつかな~神様に聞いてみよう♪

あはは~」






「神様が決めるの!?じゃあお願いしようっと♪」







「つぎはかなちゃをえらんでください☆」



「ちゅうしゃも泣かないでがまんします☆」



「にがいおくすりもがんばってのみます・・・☆」




小さい手を顔の前で合わせる姿は、

なんとも真っ直ぐで心が洗われるようだった。






「総選挙、終わったばっかりなんだよね」





帰り道、病室で言えなかった言葉をつぶやいていた。



「しかも・・・」



総選挙の結果は振り返りたいものではなかった。

(↑総選挙終了直後の小林香菜さんのブログ↑)





「ひょっとしたらもうあたし・・・」




首を大きく横にふって

やな思いを振り切って家路を急いだ。






その総選挙からわずか1ヶ月後、



『次回の19枚目シングルは

選抜メンバーを“じゃんけん”で決定します』








「じゃんけん?本当にじゃんけんだけで決めるの??」





「でも・・あたしが勝つことはないよね☆」




「せめてインパクトのある衣装・・水着でも着ようかなぁ♪」






持ち前の明るさはあるものの、

「何か」を期待することを考えられない小林がいた。







そしてじゃんけん大会当日。





無欲が幸いしたのか小林は

次勝てば選抜入りというところまで勝ち進んでいた。







「ま、どうせここまででしょ・・・」

(6:00から観て下さい)












じゃんけん大会翌日の小林香菜さんのブログ

(↑リンクあります↑)









「チャンスの順番」

(0:38で敬礼しているのが小林香菜さんです)








じゃんけんみたいに 運は巡るもの


いままでついてなかった 今度は君の番だ


くじけちゃいけない 泣いてちゃいけない


長い冬の後には


君の春がすぐそこに来てる




夢の方からは そっぽ向かないよ


勝手にこっちから背を向けてしまうもの


何があったって その手伸ばすんだ


運はがむしゃらの味方


君に出来る全てのことをやれ




チャンスの順番 いつかきっと来る


まだ先のようでも確かに近づいてる


声が掛かるまで 光当たるまで


君は今まで以上に


どんなときも輝いていよう









3枚目以来15枚のシングルを挟み、

期間にして3年8ヶ月ぶりの、

小林香菜の選抜入りとなった。

(↑リンク↑)









※この記事の内容(ストーリー)はフィクションです

小林香菜さん、AKBさんはとは関係ありません。









みなさまにいいことありますように☆o(^-^)o