JR渋谷駅のハチ公口を出て、109の右側の道を直進し、

 

東急本店が見えてきたら

 

その建物の向かって左側の道、「文化村通り」を直進して、

 

「松濤郵便局前」の信号を左折、

 

60mほど坂を上ると右側にありました。

 

 

ユーロスペース

 

ひろは初めましてでしたが、

翌日、映画好きのスタッフさんから

「ユーロスペースは渋谷の映画館でも有名なとこですよー、

前に舞台挨拶で大林宣彦監督、拝見したことありますし♪」

とのことで、さすがひろさん←

 

 

主演は平松可奈子

ファッションブランド「ハニーシナモン」で渋谷109新人賞受賞、

今年3月に惜しまれながらプロデューサーを卒業。

 

共演に椎名ひかり

 

 


 

監督 沖田光

 

『それ 〜それがやって来たら…』

 

 

男女問わず人気の2人が舞台挨拶に登壇するこの日、

21時過ぎにも関わらず劇場は満席でした。

 

座席に着席して少し驚いたのがレイトショーなのに、

小学生くらいのお子さんの親子連れが。

 

 

と思ったら・・・・

 

 

 

そのお子さんたちはこの作品の出演者の方達でした。

(役者としてみなさん本当に素晴らしかった)

 

ひろの隣の席も演者の男の子で、

スクリーンに自分の姿が映るたび横で嬉しそうなリアクションをしているのが判り、

なんだか微笑ましく癒されました。

 

 

↑の画像のピエロ役は

 

 

 

いしだ壱成さん

 

ドラマ、『ひとつ屋根の下』、『聖者の行進』、『未成年』など

リアルタイムで観てました。

 

 

 

『自分の知らない人がどうなるかなんかより・・

 

誰だって自分がかわいいよなぁ?』

 

いしだ壱成演じるピエロのこの言葉、

そのピエロの殺戮行動の根底にあるものは、

弱いモノへ向けられた悪意への逆襲だけではなく、

 

弱者への悪意に気づきながら何も出来ない、

自分のことで精一杯だと(言い訳をしながら)傍観者となった者たちへの、

怒り、悲しみ、やるせなさでもあると痛切に訴えかけてくるようでした。

 

 

 

「因果応報」以上に起きてしまう悲劇が、

ただ悲しい物語だけのようで実は、

 

 

 

「自分は基本的に善良な庶民であるから。

ホラー映画で殺されてしまうような人物ではない・・と思う」、

と考えているひろさんみたいな人間に←(笑)

 

「何か見過ごしていませんか?」

 

「全て他人事ですか?」

 

「自分の周りだけが平和であればいいんですか?」

 

と問いかけられている気がしました。

 

 

 

SKE48卒業後もひたむきに着実に努力を重ね、

ドラマ・CM・舞台などで活躍と成長を続ける平松先生の演技力の高さ、

引き出しの多さに改めて拍手を送りながら。

 

 

 

わずか4日の撮影期間で、

R15などの年齢制限なしの良い意味で観やすい作品に仕上げた

沖田光監督の思いに巡らせつつ、

土曜日の夜の渋谷を後にしました。