お疲れ様です。

訪問有り難うございます。




今年に入り俳優業は一時中断と皆さんに言っていますが、何やかんやでポツリポツリと案件の縁もあり、有り難く俳優もやっております。


改めて有り難うございます。


直接お願いがくるのは本当に有り難い事です。



9月です。

もう。


早いです。

コロナ・新種が渦巻いている中、楽しく健康で過ごせている日々に感謝しかありません。


恵まれている日々です。


ですが、ワクチンを打っても油断できないご時世ですのでお気をつけください。



話はタイトルに戻しまして

今、色々考察・考案・検証もしつつ演技トレーニングメニュー造りに取り組んでいますが、今年に入ってから8月末まで私が考えたメニューを受けている方々からのアンケートを取ってみました。


内容は

①撮影・AD(オーディション)・その他俳優活動に関わる事をしていて変わった事は?


②私生活はどのような影響が出てきたか?


③トレーニングをやった事によりデメリットを感じている事。




20代女性:

・演技時に視野や思考・想像が広がり感情の起伏が現れるようになった。

・ディレクターさんや監督さんとの打ち合わせ時に、以前はわからない、疑問に思う所があってどう尋ねていいのか分からなかった。トレーニングを受けてから、疑問等が自分の中で整理できるようになり、ディスカッションやコミュニケーションがしやすくなった。

・撮影、AD(オーディション)時に緊張しなくなった。


今まで、不安になる時があったが、その原因が少しずつわかるようになった。自分自らが不安に陥る生活をしていたんだなと、気付くようになった。


特になし



30代女性:

今まで頭が悶々としていてインプロ劇の時に頭(思考)ばかりで演技していたのが、頭がすっきりして楽観的に見えるようになり、※❶開放的に素直になった。緊張しなくなった。


人との会話に興味が湧くようになり、バイト先やその他の人にもお願いができるようになった。人の見方が変わってきた。


ついつい余計な事をポロっと言ってしまうようになった。漫才の突っ込みみたく・・・


❶ルドルフシュタイナー教育・演技論でいう「開放型思考・感情」の事


30代女性:

以前は海外式メソッドや今まで演技のレッスンを受けてきて、色々とやってきた事が消化できてきた。理解が深くなった。


・他人に対して、感情的になると「ブレーキをかけなきゃ」という意識を無理に頑張ってしなきゃいけなかったのが、自然に目配り、気配りができるようになった。

・感情のアクセルがつい踏み込んでしまう時があったけれど、見方や視野が広がり、人の良い面が見えるようになった。お願いしたい事が相手に上手く伝えられるようになった。


・②に関与する事ですが、1日1日が新鮮になり過ぎて疲れるようになった。

・②逆も起きていて感情のアクセルが踏み込みやすくなっている気がする。



30代男性:

・AD時に気持ちが楽に臨めるようになり、ディレクターさん、監督さんとコミュニケーションができるようになり、ADが通るようになってきた。

・AD時や撮影時に、周りを敵視しなくなり気負いしなくなってきて、スムーズに対応できるようになった。

・※❷情報思考が働くようになった。


❷イヴァナ・チャバックが言っている「選択する」


・イライラやストレスがたまらなくなった。

・目覚めが良くなった。

・嫌な気分がなくなり、気分が悪くなったらその場で心の整理ができて楽観的に生活できるようになった。


特にこれといってない。


40代男性:

・周りが見える様になり、必要以上に「やらなきゃ、アピールしなきゃ」と見られる意識が薄くなった。

・必要以上に自己責任感が薄らいだ。※❸

・なんだか案件が増えたような気がする(指名が増えた?)


❸ルドルフ・シュタイナー教育演技論から「閉鎖型思考・感情」が薄くなってきた事


・バイト先や周りの人の見方が変わり割り切れる(考え方や感情も)ようになった。

・身体が楽になり短い時間でも身体を休めるようになった。

・周りが見えて、周りが受け入れるようになった分「自分中心」に動けるようになった※❹


❹イヴァナ・チャバック演技メソッドと鴻上尚史さんの演技論からの役つぐりや演技に関しての私のまとめ「自分中心である事」から。

イヴァナ・チャバック曰くは「自分勝手で良い」と言っているがこれは「海外の文化・文明があっての考え方」であって日本人にはこの創造・想像はデメリットが生じてしまうと私は思っています。(経験談)

ですので、この方が言っている「自分中心」とは「周りがあり、周りの存在がいての自分」という事を言っています。

イヴァナ・チャバックの本

「THE POWER OF THE ACTOR」

鴻上尚史さんの本

「コミュニケーションレッスン〜聞く・話す・交渉する」「空気と世間」


・①にも関する事ですが、失敗を悲観的に捉えなくなり、恥を悪く捉えなくなった。引きずらなくなった。

・ダラダラ過ごす時間も大切にするようになり、物事の考え方が開放的になった。


特に感じない。


50代女性:

・周りが見える様になり、他人と比べる事がなくなり、人は人、自分は自分と前向きになった。

・案件が増え、ADにも受かるようになってきた。

・今の自分を素直に認めるようになり、恐怖心と上手く向き合えるようになった。気後れしなくなってきた。


②と③

特に気になる所はない。わからない。


50代男性:

・どういう風に演技プランを作ればいいかと思うようになり、想像の引き出しの幅が広がった。

・監督さんのイメージしている演技プランと自分の演技プランの照らし合わせができるようになった。

・ADや撮影時に焦らなくなり、そうなったらウォーミングアップにやっている呼吸法「センターリング」を使うようになった。無意識に呼吸やるよう、するようになった。

・以前は撮影前に身体の意識を整えてはいたが、最中になると忘れてしまいガチ。トレーニングをするようになってから撮影中に動作の1つ1つを無意識的に気にするようになってきた。


・気にしながら相手の言っている事を組みとろうとするようになった。

・アンテナが広がり、気遣い、見方が広がった。

・今までストレスが溜まる事が多かったが、センターリングによって気分や気持ちがフラットにできるようになった。

・ものごとの考え方が合理的になり、効率的に考えるようになった。


特になし





以上です。


メリットに働いている方が多くて内心ホッとしました。やはり嬉しいのが「ADに受かるようになってきた」です。私生活にもメリットが多く効果が表れている事もわかりました。

私の演技トレーニングは、俳優じゃない方にも良い効果、良い影響を与えてくれると思っています。


やはり、課題は「デメリット」


これは、どのレッスンを受けていても起きると思います。演技だけじゃありません。どんな事でもそうです。


何かを教わる時は、メリットとデメリットに上手く向き合い、理解する事です。

デメリットに関してアドバイスしますが、本人が長い目で自分を見てあげる事が唯一の防ぐ方法だと私は思っています。

焦りは禁物です。


今、コロナ禍もあり、演技啓発トレーナーとしての活動は細々ですが、来年あたりWSができるトレーニングプランを完成させたいと思っています。


題して

「MINDFULNESS ACTORになろう👍」

です。


オンラインでのWSが多くなっていますが、今の所考慮に入れていません。プランが完成していないのもありオンラインでは伝わりきらないものもあるので考えていません。

そして、WSに参加者には、俳優活動のケアとしての付加価値も付けたいと思っています。

その付加価値のモノも勉強・考察中です。


実は、勉強素材が完全に揃っていないんですけどねー😭


まだまだ時間がかかりそうですが、着実に進みたいと思います。



兎に角、俳優業・演技活動に骨子せずに邁進して行きたいと思っています。これからもよろしくお願いします。



最後まで、読んで頂きまして有り難うございます。