2017年のF1グランプリが開幕して少し経ちますが、マクラーレンホンダは苦戦してますね。

ホンダと言えばエンジンなのですが、昨年までは「エンジン+パワーユニット」という表記が使われていたのが今年から「パワーユニット」という表記に統一されました。エンジンがパワーユニットの一部扱いになったという感じでしょうか。

F1では何年か前からブレーキ時の運動エネルギーを電気に変換して、加速時にエンジンのパワーに上乗せするっていうシステムを導入していました。これがパワーユニットの始まりですね。このシステムは割とシンプルで、モーターがコイルに電気を流すと回転力を生み、逆にコイル部分を回転させると電気を発生するという仕組みを応用したものです。市販車にも採用されていますし、最近では電動アシスト自転車にも搭載されています。

ここまでは良かったんですが最近のパワーユニットはエンジンから出る排ガスの「熱」まで電気に変換してしまうんです。このシステムでホンダは苦戦しているみたいです。


運動エネルギーを変換する際ってエネルギーの回収量を上げようとするとブレーキパッドなんか無くして減速は全部パワーユニットにすればいいじゃないですか。ただそれだと機械的な故障が起きたら車が止まらないことになるので、このシステムで回収できる運動エネルギー量には制限があるんです。逆に排ガスの「熱」は逃がしても回収しても特には支障はないので、熱エネルギー回収には制限がありません。この制限の有る無しをホンダは見誤ったようですね。


おそらくですが、ホンダはあくまでF1でのノウハウを市販車に活かしてなんぼっていう発想があるんだと思います。だから、熱エネルギーの回収システムのコンパクト化を図った。ところが他のパワーユニットサプライヤーは熱エネルギー回収に制限が無いことに着目して、このシステムを大型化したんです。



ホンダの苦戦は技術的なことよりも会社としての考え方に問題があったのでは?と思います。


今後はどういう方向性に行くのかわかりませんが、ホップオフバルブの時とは次元が違う問題なので「ホンダだから必ず問題は解決する。」っていう日本人としての願いも通用しないのかもしれませんね。


昨年の今の時期の日記を読み返すと「僕が印象に残ってるレース」とかいうのを書いていたので、今回は「僕が印象に残ってるマシン!」で行きたいと思います。


第3位!
ティレル019!
今では当たり前になっている、いわゆるハイノーズタイプのフロントウイングをいち早く採用した車です。ティレルは過去にも6輪車(前輪を径の小さい4輪にすることで空気抵抗を減らす)など斬新なデザインを用いてたので、当時は「色々考えるなぁ。」程度に思ってましたが、その後はほぼ全チームハイノーズを採用することになったという点で印象に残ってます。

第2位!
レオトンハウス・マーチ881!
諸説ありますが歴代最強マシンといわれるマクラーレンMP4/4(16戦中15勝)がレース中に一度だけ抜かれることがありました。それがこのマシンです。当時はF1に関する知識もさほどなかったのですが、資金面等のチーム体制的にターボエンジンを使えるチームとターボエンジンを使えないチームとがあり、レイトンハウスは使えない側のチームでした。そのチームのマシンがストレートでマクラーレンホンダに負けなかったなんてそれはそれはすごいことだったのです。

第1位!
フットワークアロウズFA11!
「お荷物ならフットワ~ク~。」っていうCMで有名だった宅配業者のフットワークがチーム買収という形でF1に参戦したんですが、そのカラーリングが「お荷物ならフットワ~ク~。」のトラックのカラーリングそのまま!見た瞬間「ださっ!」って思いましたけど、やはりそういうあつかましいセンスが会社経営にも影響したのかフットワークは倒産しちゃいましたけどね。そういう意味で印象に残ってます。


ま、がんばってくださいよ。