僕的には「でかい声を出しているだけ。」の役者木村拓哉さんですが、カンヌ映画祭に行ってはりましたね。評価はどうだったんでしょうか。
今年のカンヌではネット配信作品をどう扱うかということが議論になりました。作り手側はネット配信作品はスマホやタブレットで見ることを前提としているのでスクリーン上映されても困るし、審査側はスマホで見る様なモン映画でも何でもない、という作品がいい悪いというところに行く前の段階で揉め事が発生しました。
まあでもこの対立はまあそのうち解決するでしょうね。なぜならお互い「娯楽は経済」という大きなところでの考え方は一致しているからです。カンヌ映画祭の審査員になるような人は良い作品は当然の様に映画館で上映されるべきで、一般市民は電車やバスに乗って映画館まで行ってお金を払って観て食事をして帰ってくるべきだ、という考えを持っていて、ネット配信会社は良い作品を作ってそれを個別契約したユーザーに対してストリーミング配信をしていきたいという考え方で、両者ともに良い作品にお金を出してほしいという思いは同じだからです。
そ~いや、もう何年も前ですがアメリカのハーバード大学のサンデル先生の講義の中で、シンプソンズ(テレビのギャグアニメ)とシェークスピアとではどちらが面白いかという質問を学生にしていました。ネット配信がシンプソンズで映画館がシェークスピアだというわけではありませんが、どうしてもネット配信の作品ってチープな内容になりがちですからねえ。カンヌでの揉め事の様にお互い対等の立場でモメてるうちは良いのですが、カンヌ側の固定概念が現実のものとならない事を祈るばかりです。
まあ、国内のネット配信作品には何の期待もしてませんけどね。