6月30日に発表された。
ふだん、こういうのに興味を示さないのですが
今回はなんか

SIMロック解除の義務化

現状でもキャリアに申し出ると
手数料は必要であるが
SIMロックは解除できる。
それをわざわざ義務化することに
メリットはあるのか

総務省の会議に中では
「SIMロックが
ユーザーの自由な選択を妨げて、
利便性を損なっている」
「SIMロック解除が手軽に行えれば、
中古端末市場が盛り上がり、
MVNOの振興にも繋がる」
という意見があったらしいが、
本当にそうだろうか



この辺に疎い人からすると
SIMロック解除すれば、
キャリアを自由に選べて便利

という感じなんだろうか。
しかし、現実は
そんなに自由度があがるとは思えない

と思うのは僕だけだろうか

現在、端末本体にごとに
対応する周波数帯は異なる。
僕がiPad Airを購入するとき
「iPad Airは日本で使えるのか?」
が気になって色々調べた結果
「日本の技適マークを取得している」
と分かったので、SIMフリー版を購入した。
いくらSIMフリーでも僕としては
日本の周波数帯で使えなければ意味がない

からである。
この当たりは、
グローバルモデル1つで世界中(中国以外)をカバーしよう
としたiPad Air の利点でもあると思う。
つまり、いくらSIMフリーにできたとしても
端末が自分の使う周波数帯を
利用できなければ使えない
のである。
例えば、
ドコモの端末にauのSIMを挿しても
3G形式が違うので通信できません。
ソフトバンクのSIMをドコモの端末挿しても
900MHz帯を使えないので圏外になる。
こんな風に現実的には
それほど自由度が上がる訳ではないのです。
海外に持ち出すと、この影響はさらに大きくなります。
ここまでユーザーが分かって利用するのであれば
SIMフリーでも問題ないと思いますが
いままでキャリアに縛られて利用していたユーザーが
こんなことまで分かっているのだろうか。
少なくとも全員が分かっているとは思えないので
「SIMロック解除したのに、使えないじゃないか」
という苦情が増えるんじゃないかと危惧します。
総務省もユーザー視点で考えられたらいいのに。