【小鳥たちの居場所】

どこからともなく
小鳥の声が聞こえてきた
チッチッチッと
時計が時を刻むように
そのリズムに誘われて
ベランダから外を見てみると
道の向かいの電線に
小鳥たちが
横一列に並んでいた

ついこの間まで
立ち並んでいた木々は
工事の為に切り倒されて
彼らの居場所が奪われていた
冷たい雨の中
みんなで身を寄せ合って
これからどこで生きていこうか
話し合っているのだろうか
【心に芯を】

心が折れてしまわぬように
心に強い芯を持ちたい
どんなに風に吹かれても
倒れそうになっても
決して折れない強い芯を
風になびきながら
しなやかに耐える竹のような
一本の芯を心に持とう

 【いつの季節も】

暑すぎる夏には
早く涼しくなってと願い
寒すぎる冬は
早く暖かくなってと願う

待っていた秋が来れば
秋は台風ばかりだと言い
ようやく春が来れば
春は風が強すぎると言う

一年のうちで
あなたが満足する季節は
いったいいつなのかと思う

そして私は春が好き
凍える寒さから解放される
柔らかな日射しの春が好き
生き物達が目覚め
歩き始める春が好き