散歩予定だった夕方の5時過。

夕日が見たくなり、

妻に、

「海に夕日を見に行かない?」と。


妻は私に言いました。

「そんなコトしてくれるん?」って。


昔は、

何気ない急な行動などは、

日常的な感じで、

何時も身軽でした。


車椅子生活になってからは、

何かと準備も大変で…。

妻も自身の気持ちを伏せていました。


それも当たり前な事だと、

お互い思っていたのです。


話は変わりますが、

ある家族の日常が…。


先日のことです。


何時もの様に、

朝は普通に食事をして、

また夕食も、

何時もの様に食べたのでしょう。

そんな当たり前な一日です。


それが夕食後、

火災になり家は全焼。

二人暮らしの家庭は無くなりました。


そして、

二人とも亡くなったのです。


お二人は、

直前まで、夜に火災が発生して、

自分たちが亡くなるなんて考えもしなかったはずです。


考えてみれば、

私の病気だって突然。


誰だって、

1秒先のことは分からないし、

避けることすら出来ないのです。


そんな気持ちが、

妻と夕日を見に行きたかった自身の体を押したのだと。


車椅子生活になって学んだこと、

いつの間にか都合よく忘れてました。


失った物、

でわなく、

失っていたモノ。


夕日を見ていて、

そんなコトに気がついたのでした。


私はいつの間にか、

「そんなコト…」

しない男になっていたのです。



ちなみに
散歩だけど、往復約6キロです。

👨‍🦽💨💦💦💦

妻の万歩計は12,000歩になっていました。

何気なコトだけど、
妻は嬉しかったみたいです。

沈んでばかりじゃいられないし。


葛根湯

飲んで寝よっと。