私が発病した時、
下半身が動かず、感覚もない私の排泄(排尿排便)は全てベッドの上でした。
車椅子での生活練習の為に転院したのですが、…そこで待っていたのは恐ろしく厳しい訓練でした。
私はベッドから降りる事は出来ず、
24時間ずっと生活はベッドの上でした。
転院当初、
担当の看護師ささんに、
速攻でこう言われました。
「排便や排尿は何処でするものですか?」と、
私は「トイレでするものです。」と答えました。
その翌日から、
排便は毎朝トイレに連れて行かれる事に。
またトイレで言われました。
「排便が終わったら、何をします?」って、
私は速攻で、
「お尻を拭きます。」と、
看護師さん曰く、
「誰が?」と、
私は答えました。
「自分で拭きます。」と。
速攻で看護師さんは言いました。
「なら拭きましょう。」と、
何だか悔しくて、
翌日から、全て(排泄、排尿、カテーテルから尿器とナイトバルーン等の掃除)を自分でやりました。
それからは毎朝4時起きデス。
でないと間に合わないのです。
当時の私は、
お尻がどこにあるのか分からない状態で、手探りで探してました。
排尿は出ないので、数時間毎に自分でカテーテルを使って出しました。
毎回トイレに行くのが大変でした!
食事、トイレ、リハビリと。
その繰り返し。
ホント看護師さんの突き放された様な言葉があまりにも悔しくて!悔しくて!
今考えると…、
それが良かったと。
全ての動作がリハビリなんです。
多くのことをする!それからが始まりなんですよね。
とても感謝しています。
病に負けてしまっていた私でしたが、
病に立ち向かう勇気を教えてくれた。
そして、
10ヶ月間の入院生活でいろんな人と出会いました。
患者さんにしても、
看護師さんにしても、
立ち向かう人は乗り越えてます!
そんな生き方を目の当たりに見て、
明日を「待つ」のではなく、
明日に「向かう」生き方をしなくては!
明日は奇跡!
来るだけで幸せなんです。
そんな気持ちを教えてくれた入院生活でした。
「立ち向かうこと。」