お茶の世界だけではないかもしれないのですが・・・
茶道の世界では、お相手の方に道具の正面がくるようにモノを扱います。
卒業証書とか表彰状とか、向きを変えて相手に渡しますよね。
それと一緒です。
相手に正面がくるようにモノをまわす。
それは道理的に納得できるんですが、丸い道具と四角い道具では回す向きが逆になるのです。
これまで教わったまま、このお盆は丸いから左回りに、これは四角だから右回り(時計まわり)と道具を扱っていたのですが、ふと、どうして丸いモノと四角いモノで回し方が違うんだろう??と
ネットで探してみましたが、見つからず・・・
うーん
日本料理の世界では、「丸前角向(まるまえかくむこう)」と丸いものは継ぎ目や綴じ目が手前、角のものは向こう側と教わるそうです。
これは陰陽の考え方が元になっているとのこと。
丸は「陽」四角は「陰」
となると右と左にも「陰陽」があるのでは?
ありました
左回りが「陽」右回り(時計回り)が「陰」
であるなら、
丸いものは「陽」だから「陰」の回し方
四角いモノは「陰」だから「陽」の回し方
で陰陽のバランスをとっているのではないかな?と
あくまで自論なんですが・・・
きっと「陰陽五行思想」は昔の人にとっては説明するまでもなく、日常だったのではないかなぁと。
そして今は型だけが残っているのかもしれない。
なぜ?って考えてみると面白いな
お菓子は、富山の「季節の薄氷」五郎丸屋さん
青磁の茶碗はずいぶん前のソウル旅行の時に購入したもの。