このところ山に行くことが多くなった。


新緑に萌える木々を吹き抜けてくる爽やかな風が、おいでおいでと手招いているよう。


ひろじぃのチヌ釣り日記-新緑の山


松や灌木の間にこんもりと小山のように盛り上がった、シラカシやブナの萌黄色が、秋の紅葉のように緑の中に映えて綺麗だ。


狭い県道を走り峠を越えて、隣の市に入ると、この辺では有名なフジの古木が有る。


山口市仁保の一貫野地区にある巨大フジの木は、小さな川面に美しい花の簾を風になびかせている。


ひろじぃのチヌ釣り日記-一貫野フジの木 ひろじぃのチヌ釣り日記-フジの花

少しピークを過ぎ、花の色が褪せ始めているが見事である。


古木らしく花の長さは、長いもので1mを超える。


川面を吹き抜ける風が、その長い花を揺らす様は感動さえ覚える。


写真が趣味であろう3人が三脚を立て、その姿をあちこちの角度から撮影しているのもうなずける美しさである。


暫しその美しさに見とれた後、再び車を走らせる。


一端山を降り、道の駅で軽い食事を済ませた後、同じ山に別の道路から入ってみる。


ひろじぃのチヌ釣り日記-鳴滝川小滝 ひろじぃのチヌ釣り日記-鳴滝川

山口の小鯖地区に鳴滝という観光スポットが有るが、その上流の稔畑地区にあるノハナショウブの自生地を目指す。


鳴滝川沿いの県道を15分ほど上流に向かうのだが、この鳴滝川も小さい川ながら、ところどころで渓谷の美しさを見せてくれる。


1昨年の豪雨では、この小さな川も上流部の稔畑地区では猛威をふるい、山間の田畑を土砂で埋め尽くし、村落を孤立させた


現在は土砂が取り除かれ、河川改修が行われており、地区の人々は3年ぶりの田植えに励んでおられた。


河川改修の工事をしている脇をすり抜け、さらに上流に向かう。


道路は1段と狭くなり、車がすれ違うことも出来ない幅である。


ところどころ崩れかけた路肩も見かけられ、慎重に走らねばならない。


自生地の看板のあるところまで着いた。


ここからは、軽がやっと入れる舗装されていない狭い道である。


ここに来る人たちは、この看板のある場所の空き地に車を止めて、歩いてはいるようだ。


軽の4駆の私は、そのまま狭い山道を進む。


200m程走ると開けた場所が現れ、そこは満開のツツジで彩られていた。


ひろじぃのチヌ釣り日記-山間のつつじ


市街地では、既に終わったツツジの花だが、ここまで来ると気温が低いのか今が盛りである。


このツツジが咲き誇る反対側にネットフェンスで囲まれたノハハショウブの自生地が有った。


ノハナショウブは、園芸品種の花菖蒲の元になったもので、天然記念物としてこの自生地が指定されている。


ひろじぃのチヌ釣り日記-ノハナショウブ自生地 ひろじぃのチヌ釣り日記-ノハナショウブ花芽

採取禁止の看板が出ているが、株を取って行く人がいるのだろうか。


ネットフェンスで囲まれているが、その外にも小さな群落があちこちに出来ている。


花は6月初旬から中旬にかけて開花するが、もう先端が紫色になった蕾が無数に伸びていた。


この群落には、白地に紫の斑が入った物や、薄紫、白と云ったものも少数あると案内看板には書かれていた。


シーズンには、かなりの人が訪れるのか、自生地脇の高台には丸太のベンチや、トイレも設置されていた。


多分この付近が、鳴滝川の源流なのだろう。


自生地の脇を綺麗な小川が流れていた。


来た道を引き返し、県道に出る。


峠に差し掛かったところで、川沿いにあるものを発見。


車をバックさせ、確かめてみた。


間違いない。


7~8本の小振りなタラの木の集団である。


先端部の芽はかなり伸び、葉を展開し始めていたが、枝や脇芽はまだ伸び始めたばかりである。


この時期に伸び始めのタラの芽に出会えるとは・・・・・


やはり気温が低いのか?


ひろじぃのチヌ釣り日記-タラの芽


早速、自然の恵みを頂くことにした。


少し葉が展開し始めているが、これならまだまだ天麩羅で十分美味しく頂ける。


タラの木には、棘の鋭く多いものとそうでないものが有るが、こちらは棘の多いほうの種類。


もぎ取るときに少し痛い目に会ったが、これも植物たちの自分の身を守る術。


家に帰り、その棘を綺麗に取り除き、天麩羅の具材になってもらった。


さて、次は何処の山に行こうか。


え、そうじゃないだろうって?


釣りに行きなさい。


誰かが遠くから叫んでいる声が聞こえてきた。