ゴールデンウィーク中に「キスゲフェスティバル」という催しがあるのを知り、多磨霊園の隣にある都立浅間山公園へ行ってきました。
ムサシノキスゲ(ニッコウキスゲとルーツが同じ)はユリ科の植物で、ゴールデンウィーク頃が見頃だそうです。そしてこのムサシノキスゲが府中市の浅間山(せんげんやま)だけに自生している絶滅危惧種と知り、こういう機会に見ておこうと。
名前は浅間山ですが海抜約80mなので、山というよりは丘です。でも周囲が平地のせいもあり、登ると何と富士山が見えました。まさかこんな場所から富士山が見えると思っていなかったので、驚いてしまいました。でもよく考えれば、富士山は茨城県からも見える日があるそうなので、東京西部なら見えても全然おかしくないですが。
「フェスティバル」をやるくらいだから、ムサシノキスゲが菜の花畑のようにぎっしり咲いているのかと勝手に想像していたのですが、野生の花なのでそんなことはありませんでした。「ムサシノキスゲ群生地」のエリアでも、あちらこちらに株があってポツリポツリ咲いている程度でした。しかも今年は不作だとガイドの人が言っていました。
ムサシノキスゲ以外にも可愛らしい花があちらこちらに咲いていました。
「キンラン」と「ギンラン」を探しましたが「キンラン」(右上の黄色い花)しか見つかりませんでした。
フェスティバルのイベントで葉っぱプリントをやっていたので、参加してみました。机の上に用意された色々な葉っぱから1~3枚を選び(私は欲張りだから3枚)布の上に乗せます。それをクリアファイルで挟み、スプーンでぎゅうぎゅうと押します。
「葉っぱの形と色を布にうつす」のですが、これが思ったより力のいる作業でした。ボランティアの男性と2人がかりでぎゅうぎゅう押して、最後は半ば意地になりましたが(茎の色が付きにくかった)10分程で完成しました。
「キスゲフェスティバル」なんて今年初めて知りましたが、今年で30回目を数えるそうです。ムサシノキスゲが「不作」の年だとも聞いたので、来年以降また行ってみたいです。
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