去年の秋、会社で備蓄していたクラッカーとビスケットの賞味期限が切れて、切れたてのホヤホヤのものを貰いました。食べてみたところ、非常食とは思えないほど、どちらも味が良かったです。
今回は、間もなく賞味期限切れのドライカレーとえびピラフが配給されました。「ご自由にどうぞ」と段ボール箱が休憩室の中にどーんと置かれていたので、ありがたく頂戴しました。
今回配給されたサタケのドライカレーとえびピラフは、どちらも「食べ方2通り」と書いてあります。入れる水または熱湯の量が少なければ普通のご飯、多ければリゾットになるということです。非常食が続くこともあるでしょうし、お年寄りから小さな子供まで食べるものだから、考えましたね~。
以前、会社から自宅に非常食の「アルファ米パック」が届いたことがありましたが、それは尾西食品のものでした。会社としてメーカーを決めているわけでもないらしい。
そして早速、えびピラフを昼食に食べてみました。非常食なので、水さえあればどこでも調理出来ます。会社では、まず王道のご飯(ピラフ)に。
封を開け、小さなプラスチックと脱酸素剤を取り出して、下の線まで熱湯では無いけれど給湯器のお湯を入れ、待つこと15分。「熱湯の場合15分、水の場合60分」だから、普通のお湯の場合はもっと待った方が良かったかもしれないけれど、待ちきれず。15分の待ち時間に近所のローソンでからあげクンを買ってきて、一緒に食べることにしました。
熱湯では無かったけれど、15分でちゃんとパラパラの乾燥したご飯が立派なえびピラフに変身していました。ちょっと塩気が少ないかなと思ったけれど、からあげクンがあるから丁度いい。と思ったら、塩気の効いた調味料の固まりが袋の下の方にあって、最後は口の中が辛くなってしまいました。
食べ始める前に袋の中ででご飯を混ぜ合わせれば良いのでしょうけれど、何せスプーンが短い。非常食なので文句は言えませんが(しかも貰ったもの)食べる時もスプーンに頼ってしまうと周囲にご飯粒をまき散らしてしまうので、袋を持って顔に近づけて、スプーンでピラフを口に掻き込むスタイルに落ち着きました。
「せっかくだから、きっちり熱湯で調理しましょう」と貰った残りは家に持ち帰り、キッチンタイマーも使用して作ってみました。ちなみに台にしているのは、もったいないおせちが入っていた空き箱です。
袋を開けるとカレーの臭いがします。会社で作らなくて良かった。
スプーンと脱酸素剤が見えるので忘れずに取り出して(脱酸素剤を取り忘れたこと過去に数知れず)
ピラフにするので下の線まで熱湯を注ぎ
袋のチャックを閉じて、タイマーをスタート
15分で出来上がり
こんな感じのご飯です。実際に食べる時は自宅なので、小さいどんぶりに入れて大きなスプーンでいただきました。これにスープとサラダがあれば、立派な食事になると思います。結構カレーの臭いがするので、狭い空間で皆で食べたら部屋がカレーの臭いでいっぱいになりそうです。
リゾットも作ってみました。
これはこれで美味しいですが、個人的にはご飯の方が良いかな。私の好みでは、ご飯タイプはドライカレー、リゾットの方はえびピラフに軍配が上がりました。
「非常食=硬~い乾パン」と思い込んでいた世代には、現代の非常食は美味し過ぎます。会社で貰ったおかげで、試食が出来て感謝です。
3年後には、賞味期限切れになる会社から貰った「アルファ米パック」を何事もなく「試食」として食べたいなと思っています。
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