先週の土曜日、もうすぐ建て替えで1年間休館する府中の森芸術劇場でオーケストラの演奏を聴きました。

ドリームコンサートちらし

 

最近は建物の老朽化で渋谷の東急百貨店本店や新宿の小田急百貨店が建て替え工事中だし、帝国劇場も来年2月で建て替えのため休館するそうですが、みんな昭和の建物です。でも府中の森芸術劇場は、平成になってから出来た建物。たったの33年で「老朽化」か。

府中の森芸術劇場

 

一緒に行った従姉妹も「結構新しそうなデザインなのに、老朽化ね~。」と言っていましたが、館内に入って分かりました。50代の私達でさえ「この集団の中だと若い」と思える程、来ているお客さんの年齢層が高いのに、バリアフリーがイマイチ。ちょっとした階段の上り下りに苦労されている人を結構見かけました。

 

お客さんの平均年齢は70歳より上だったかも

 

そして年齢が上がるとトイレが近くなるのは誰しもの事ですが、トイレの行列が大変な事に。中に入ると空いている個室もあるのに---と思ったら和式。私が入ったトイレは全体の2割近くが和式みたいでしたが、そこには誰も入ろうとしません。33年前は、まだ和式派が多かったのかな。(他人が座った便座に座るのが嫌というのはよく聞きました)

トイレの行列

建替え前の最後のオーケストラ演奏会だから、2000席くらいあるホールがほぼ満席。たったの20分しかない休憩時間を行列でイライラしたくなかったので、50代の若さを生かして休憩が始まった瞬間に即立ち上がってトイレへダッシュ! 無事に一巡目(?)で使用できました。建て替え後は、トイレは全部洋式で、女性用の個数も増えていることを期待です。

 

1曲目のチャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番を生で聴くのは、20年前に両親と一緒に同じホールで聴いた時以来でした。冒頭の部分はCM等でよく使われて有名です。

 

その時のピアノは中村紘子さんで「中村紘子さんも随分前に大腸がんで亡くなってしまったな」とか、この日のチケットは両親が来たくて買っていたのに「今の体力では2時間のコンサートはとても無理」となったこと等が脳裏をよぎり、演奏が始まると胸が一杯で、目頭が熱くなりました。

 

2曲目はドボルザーク「新世界より」で、従姉妹は小学校のオーケストラ教室で聴いて以来の生演奏だと言って感激していました。(日本の小学校の音楽教育ってレベル高くない?)この曲のメロディーは私の住む街では夕方防災無線から流れてくるので、とても馴染みがあります。(「遠き山に日~は落ちて~♪♪」という曲です)これが交響曲ではこんな風に演奏されているのかというのを改めて知った感じでした。

 

クラシックの演奏会もいいものだね、建て替え後の新しいホールでも聴いてみたいねと話しながらホールを後にしました。

 

 

 

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