前回の診察日に超音波検査を始める前、暑いけど頑張って着用していたマスクを主治医が外し、甲状腺の辺り(私はそう思った)を触診しました。あれ?こんなのされたことないけれど。触診の仕方は耳鼻咽喉科の先生と似ていました。(耳鼻咽喉科の触診は、もっと広範囲)何でやったか聞いてから帰れば良かったのに、その後が完全な雑談タイムとなり、質問するタイミングを逃しました。
よし、今日は必ず聞いて帰るぞ。
先生さ~、この間超音波やった時の前に、先生が耳鼻科の先生みたいに私のマスク取ってこことか(首の付け根の辺り)触ったんですけど。そんなの初めて。
ああ、鎖骨のリンパ。鎖上です。
耳鼻科では、耳下腺とかを触っていたけれど。
違いますよ。鎖骨上リンパを触るんです。鎖骨の上。
今まで触ったことないのに、なんで?コロナが明けたから?
(本当は明けていないけど)
ここでは今まで触ってなかった?
触ってないですよ!!
じゃ、あれですね、1年くらい前に1人鎖骨上で見つかった人がいるから。それが(頭の中に)あるんで。
(何だ、その場の思い付き?)
その人、触って気が付いたんですか?何かおかしいなって。
そうですね。鎖骨の上のリンパは触りやすいんですよ。触れますよね。骨下や腋下なんかだと触りにくいけれど、深いから。
そして椅子に座ったままの状態で、この日も軽く触診をしてくれました。
「ここ」とか、「そこ」とか。鎖骨を確認しているんです。
マッサージしてくれるのかなと思ったら、違った~。今までやらなかったのにやったのは、4年目検診だから?
そうじゃないです。触診自体にどれだけの意味があるかと言われるかもしれませんが。
「視触診は必要ない」って言われても、やってもらえると患者さんは安心するんですよ。
あと先生さ~、私ってHER2がLow? それともゼロ? この用紙(昔貰った検査結果)見てもわからない。これじゃわからないんですよね、もう1つの検査じゃないと。
あ~、これはFISH法だから。
やっぱりもう1つの検査じゃないとわからないんだ。ほら、今話題の「エンハーツ」って再発の時HER2がLowの人が使えるようになったんでしょう?
(聞きかじった浅い知識を披露)
万一必要な時は、ちゃんと検査しますから。
HER2の検査は「IHC法で検査をして、0から3+の4段階の数値を出す」そして「2+(疑陽性)の場合に、FISH法という別の方法で再検査を行う」のが定番です。なのに、私の場合はIHC法をやらずにいきなりFISH法で「陽性」「陰性」の判定をしたので、スコアがわからないのです。検査結果の用紙を見ても、どこにも数値がない事の意味が確認出来ました。
あともう1つ。先生さ~、今超音波とかマンモグラフィで急に乳がんが見つかっちゃったら、すご~く小さいですよね。そしたらラジオ波の治療をやりたいんですけど。保険が効くんだって。
(またまた、聞きかじった浅い知識を披露)
保険効くようになりますよね。いいんじゃないですか。
(さっさと切り上げたかった?万一そういう事態が起きたら、ラジオ波焼灼療法の治療やっている病院に行くので紹介状よろしくお願いします!)
ラジオ波焼灼療法が保険適応になるのは長径が1.5cm以下の早期の原発乳がんですが、1.5cm以下の時に自己触診で見つけるのは難しそう。私が4年前に、偶然自分で見つけた右胸のしこりは、2cm以上ありました。
処方箋だけの診察日かと思って来てみたら、血液検査(腫瘍マーカー)もありました。CEAとCA15-3は、基準値内。いつも基準値の2倍以上のNCC-ST439-1は検査中でした。
次回は3ヶ月後ですが「次回来る時、季節は冬になっているでしょうか」と言ってこの日の診察は終わりました。3ヶ月後は脱いだ防寒着をどっさり手に抱えて、診察室に入ることになるのかな。
本日の支払い:
乳腺外科 1,840円(診察、血液検査、処方箋)
敷地内薬局 1,310円(タモキシフェン90日分)
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