美馬牛駅周辺には「お昼食べよう!」と思っても、お店がほとんどありません。お孫さんが復活させた「佐藤商店」と去年も行った「ラ・マルタ」くらいでしょうか。
1990年開店の「ラ・マルタ」は、「マスターも随分おじいちゃんになったなぁ」と去年感じたので、まだやっているかな。地元在住の知人に「お店は今もやっている」と確認してから、向かいました。
注文を聞いてからひとテーブルずつ作るシステムのようで、11時の開店早々に入店しても、最初のテーブルなら20分くらい、最後のテーブルだと1時間以上待ちます。午後の時間を有効に使いたいので、この日は開店10分前にお店に着きました。が、先客がひと組いたので40分待ち確定!
今までに頼んだことがないものにしてみようとカレー(サラダ付)を注文しました。カレーライスならすぐに出てくるかもしれないという淡い期待も持って。
注文を取り終わると厨房からは野菜を切る軽やかな音が聞こえてきました。作り置きしていないんですね。カレーのいい匂いがしてきたのはだいぶ時間が経ってからだったから、まさか注文が来てから作っている??
カウンター席は使っていないし、観葉植物を置いているテーブルもありで、店内にはMax4組くらいしか入れません。夫婦二人でこなせる範囲にしているんでしょうね。
冬は薪ストーブで部屋を暖めているみたいです。
店内にはアメリカの古いヒットソングが流れていましたが、ちょうどエルビス・プレスリーのブルーハワイが聞こえてきて「北海道でハワイか」と思いつつ、うっとりしていました。
そして予想通り随分待った後で、まずサラダが運ばれてきました。ということは、カレーももうすぐだ!切り立ての野菜と果物がたっぷりのサラダです。
45分待って出てきた一皿がこちら!ご飯は五穀米です。この一皿に色々な野菜が入っていて、驚きです。サヤエンドウ、トウモロコシの粒とナッツが散らされたカレールー。中には、ブロッコリーとじゃがいもと何故かさつまいもがコロンと入っていて。
辛さを楽しむカレーとは趣が異なった、色々な野菜を楽しむカレーですね。そんなに辛くはないので、野菜そのものの味が楽しめます。素揚げの野菜は、揚げたてで熱々。ナスと
カボチャです。
しっかり完食しました!
開店以来ずっと使い続けているに違いないレトロなレジの所でお支払いをします。電子マネーはもちろんのこと、クレジットカードも使えません。現金オンリー。そういえばレシートもありません。お金を渡す時に「美味しかったです。また来ます。」と思わず言葉が出てきました。(頑張ってお店を続けてくださいね!)
食後のコーヒーは「ラ・マルタ」でも良かったけれど、テーブルが空くのを待っている人がいたので、近所のコーヒー専門店「GOSH」(ゴーシュ)へ行きました。
コーヒー専門店なので、ドリップ方法を選べます。ペーパードリップかネルドリップか---わからない。無難そうなペーパードリップにしました。豆もよくわからないので、名前が気にいった「グァテマラ エスメラルダ」を選びました。
コーヒー豆を挽く音がして、いい香りがしてきました。「癒されるなぁ」と思っているとコーヒーが運ばれてきました。本当はケーキも食べたいところでしたが「ラ・マルタ」のカレーの後では、とても無理。ゆったりとコーヒーだけをいただきました。
店内では食べられませんが、色々なパンを販売しています。夕食用にフォッカッチャとクグロフを買って帰りました。
食パンも美味しそうでした。
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