去年の春、雨降りで断念した根津神社の文京つつじまつりに、今年は絶対リベンジしようと従姉妹と話していました。それなら同じ店だけど、ランチは根津神社に近い古民家ビストロ「サンセリテ」でいいよね。カウンター席でおしゃべりしながらゆっくり食事ができる雰囲気が、半年に1回の従姉妹デートにピッタリです。
谷中の通称「へび道」沿いにひっそりとあるお店です。お隣はコーヒー屋さん。「大人のアイスコーヒー」って何だろう？ちょっと興味あり。
「開店前に事前学習！」と黒板メニューを見ると、このお店もご多分に漏れず値上がりしていました。（Aランチ：1,980円→2,310円、Bランチ：2,860円→3,520円）20％くらいの値上げでしょうか。まぁ、たま～にだから良いけれど。
開店すると暖簾が掛けられ、店内に入れます。この日スタッフはシェフひとり。ひとりで全ての仕事をこなしていました。
前に来た時は、11時半の開店と同時に予約の人で満席だったのに、この日は開店しても20分くらいは従姉妹と2人だけ。値上げしたからお客さんが遠のいたのかと思ったら、12時くらいには予約のお客さんで満席になりました。予約無しの人が来ると「いつ席が空くかわからないので」と店の前で並ぶことは、お断りしていました。やはり予約は必須のお店のようです。
シェフは笑っていましたが、トイレ前の洗面台の写真を撮らせていただきました。洗面ボールのタイルが、とてもかわいくて。それに、いわゆる蛇口を外で見る機会も減ってきているし。
カウンターの上のランプもかわいいです。
ランチは、2種類のコースメニューだけ。選んだのは前回と同じで、メインディッシュは魚か肉のどちらかを選ぶランチAコース(2,310円)です。それにカップスープを付けてもらいました。(330円から440円に↗していました) 魚も肉も両方出てくるランチBコースだとデザートまで楽しむには量が多いので、ランチAコースで私は充分かな。
メインディッシュは「魚」と決めていたので、前菜は「肉」に。「チキンガランティーヌ サラダ添え」です。思ったよりボリュームがあって、まるでメインディッシュのようでした。
前菜でも選べる「トマトクリーム スープ」です。(前菜で選ぶとスープ皿) 酸味があるのかなと思っていたらそうではなく、ポタージュスープに近いまろやかな味でした。
「サワラとたけの子の軽いクリーム煮」です。「たけの子」なんて今の季節だけだろうと、頼んでみました。「たけの子」が、結構自己主張している盛り付けです。値上げしたからかな、付け合わせがグレードアップしたみたいと従姉妹と話しました。
デザートは「アールグレイティーのパウンドケーキ」を選び、コーヒーと一緒に。パウンドケーキは紅茶の香りと味がしっかりしいて、どちらかというとヘビーです。でも、小さいから、あっと言う間に食べられます。
ゆっくりとお食事とおしゃべりを楽しんで「さあ、根津神社へ行こう」と1時半ちょっと前にお店を出ると、私たちが店を出るのを待っていたかのごとく、次のお客さんがやってきました。やっぱり人気のビストロ「サンセリテ」さん。ごちそうさまでした。再々々訪もありそうなお店です。
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