前回は、マイクロソフトの担当者の方に助けて貰い、バグfix版をリリースできた所まででした。
取り敢えず、基本機能は試せるようになったので、リリースは一段落😆
これからは、もっと使い易くするための開発です!
何から始めようかな〜と思ってたら、スロットルの調子がイマイチ・・・
原因は異物噛み込みによる閉じ不良だったのですが、この時にスロットルセンサーの設定をちゃんとしないと色々不調になることを痛感したので、スロポジ設定機能を作ることにしました。
アイドル接点のある車両は、先にアイドル接点の調整をしておいて下さい。
フリーダムコンピュータ側は、「Throttle Min Level」と「Throttle Max Level」の調整から始めます。
「Throttle Min Level」の調整は、アイドリングでアクセルを閉じた状態で行います。
グラフのスロットルレベルを見ながら、「Throttle Min Level」を調整します。
青のギザギザしてるのが、いまのスロットルポジションです。エンジンの振動の影響なのか、電気的なノイズなのかは分かりませんが、こんな感じでした。
「Throttle Min Level」を変化させると、これが上下に動くので、ギザギザの下限が-0.1くらいになるようにしました。こうすると、アクセルを閉じた時には必ず0を下回るかと思います。
「Adj」はエンジン始動の度に、この数値だけMIN値をずらして、全閉レベルを自動学習するフリーダムコンピューターの機能ですが、自分は使ってないので、ゼロを入れてあります。
この時、一度でもアクセルを踏んだりすると、オートスケーリングが働き、細かいところが見えなくなってしまいます。再び細かい部分を見たい場合は、このウインドウを一旦閉じて、再び開けば元に戻ります。
(そのうち、グラフのリセット機能とか追加するかも??)
このあと、アクセル全開でスロットル開度が100になるように「Throttle Max Level」を調整します。エンジン掛けた状態でこれをやるのはなかなか難しいので、安全な所で実施します。
アクセルを踏んでゆくと、オートスケーリングにより、グラフの縦軸が大きくなってゆくので、「Throttle Max Level」を変化させながら、全開の時にスロットル開度が100になるように調整します。
その後、スロットルを閉じて、MINレベルがズレてたら、再び調整します。
アイドル接点のあるクルマはここで終了ですが、アイドル接点のないクルマは、この後アイドル判定の閾値調整が必要です。
先ほどアクセルを戻すとアクセル開度が少しマイナスになるくらいに調整してあるので、その状態で「Idle On Threshold」を0.1くらいにすると、アクセルを戻せばアイドルフラグはONになると思います。
何回かアクセルを踏んだり戻したりしてみて、確実にアイドルONになるように調整します。
この時、アクセルを素早く戻したり、ゆっくり戻したり、大きく戻したり、少しだけ戻したり・・・と言うように、色々な踏み方で確認しておくと良いです。
最後に「Idle Off Threshold」を調整します。
再び、アクセルを閉じた状態にすると、アクセル開度の上限は0.5〜0.6くらいでした。
「Idle Off Threshold」が低すぎると、アイドルプラグがチャタリングするので、チャタリングしないギリギリの値まで上げて様子を見ます。
実際の調整の様子はコチラ。
大丈夫そうなら、再びアクセルを踏んだり戻したりしながら、正しくアイドルフラグがオン・オフになるか確認します。
スロットルやスロットルワイヤーに引っ掛かりがあると安定しないので、そう言う場合は まずはスロットルやワイヤーを直してスムーズに動くようにしてから調整しないと、何回もやり直すハメになります😅
条件によってチャタリングが起きるようなら、その分少しマージンを取っておくと良いと思います。
自分の場合は、少しでも踏んだら非アイドルに移行し、レスポンス良く吹けて欲しいので、ギリギリの1.0にしています。
このあたり、細かく調整すると自分の好みに調整できる部分なので、フリーダムコンピューターを存分に味わうためにも、このようにデータをグラフで確認しながら調整できると良いかなと思って作ってみました!
さて、次はどんな機能を開発しようかな??
https://apps.microsoft.com/detail/9nt9s7zvmvft